サービス契約保守スケジュールの設定

決まった保守が要求される契約には、サービスオーダが指定した間隔で生成されるように、契約保守スケジュールを最低 1 つは定義しておく必要があります。

各保守レコードには訪問の間隔と必要な労務作業の説明が含まれます。また保守レコードにはサービスを行う必要のあるユニットと完了すべき作業工程も付いています。他には次のような設定があります。

  • 顧客から全ユニット、契約から全明細: 契約の素早い設定と、将来の容易な拡張を可能にします。
  • SRO から全作業: 汎用保守パッケージを作成する標準テンプレートを活用した素早い設定を可能にします。
  • インシデント自動作成: 各 SRO からのインシデント作成を可能にします。これはマルチサイトの最終顧客からサイト間の顧客契約保守が要求される場合などにお勧めします。

保守スケジュールの実行は、指定月中の年次、または前のサービスオーダの完了に基づくように設定できます。サービスオーダ作成後は、以下のことが行えるようになります。

  • サービスが必要なユニットのコンフィグレーションの確認
  • 必要となるコンポーネントの計画資材トランザクションの自動生成
  • 購買オーダの生成

スケジュールを設定するには:

  1. [サービス契約保守スケジュール] フォームで [アクション > 新規] を選択します。
  2. 以下の情報を指定します。
    契約
    契約の識別に使用する一意の文字/数字を選択します。
    保守明細
    デフォルトは 1、2、3 ~と続きますが、明細レコードを追加で入力するときは、値を直接指定することができます。
    状況
    契約の状況が表示されます。状況には見積、テンプレート、オープン、保留、完了などがあります。
    説明
    契約の説明を入力します。
    開始日
    現在の日付が表示されます。他の日付を指定することもできます。
    SRO
    SRO を選択します。
    間隔
    保守サービスオーダ作成の頻度を決定する間隔を選択します。有効なオプションは以下のとおりです。
    • [毎回]: 各種の期間フィールドを使用し、間隔毎に SRO を作成します。
    • [一回]: SRO を 1 回作成します。
    • [年次]: 月、日フィールドを使用し、毎年特定の日にサービスオーダを作成します。
    日付継続期間

    保守に要する時間の長さを指定します。この値が [増分] フィールド、または [継続期間区分] フィールドと共に使用され、計算式を定めます。

    増分
    スケジュール用の増分の基準を選択します。[日]、[月]、[年]、または [計器] を選択できます。
    停止時間
    保守ワーク実行に必要な日数を指定します。
    リードタイム
    実行する労務作業の準備に必要な時間の長さを指定します。
    リードタイム区分
    保守サービスオーダ作成の時期を決定するため、リードタイムと共に使用する間隔を選択します。有効なオプションは以下のとおりです。
    • [毎回]: 各種の期間フィールドを使用し、間隔毎に SRO を作成します。
    • [一回]: SRO を 1 回作成します。
    • [年次]: 月、日フィールドを使用し、毎年特定の日にサービスオーダを作成します。
    顧客 PO
    顧客購買オーダを指定します。購買オーダ必須フラグに選択がある場合、このフィールドには必ず値が必要です。
    PO 自動生成
    SRO 生成ルーチンで生成された保守サービスオーダに対し、購買オーダを自動生成するときは、このチェックボックスを選択します。
    インシデントの自動生成
    [サービス契約 SRO 生成ユーティリティ] が生成する各 SRO につき、インシデントを 1 つ作成するときは、このチェックボックスを選択します。
    最終 SRO
    保守明細用に生成された最終のサービスオーダが表示されます。
    主要取引先
    SRO を担当する取引先を選択します。
    スケジュール基準
    保守サービスオーダが最新 SRO の終了日、完了日、保守日のどれを基に生成されるかを決める値を選択します。
    今後のスケジュール
    選択した間隔に基づいて保守サービスオーダを作成するには、このチェックボックスを選択します。それ以前に開かれた、選択した保守明細に対する SRO には影響しません。
    固定価格の使用
    SRO が請求目的で作成されたとき、そこに明細とプロジェクト/固定の作業工程を追加するには、このチェックボックスを選択します。
    固定価格請求金額

    [固定価格の使用] チェックボックスを選択すると、作成された SRO に割り当てられた請求金額を指定します。

    価格に税を含む
    税額を価格の一部に含めるには、このチェックボックスを選択します。このオプションは、プロジェクト/固定の請求区分に適用されます。
    SRO の全作業
    選択した SRO または SRO テンプレートの各作業工程に対し、サービスオーダ作業工程を作成するには、このチェックボックスを選択します。
    契約から全明細
    契約の各明細に対してサービスオーダ明細を作成するには、このチェックボックスを選択します。
    顧客の全ユニット
    契約で顧客が所有する各ユニットに対し、サービスオーダ明細を作成するには、このチェックボックスを選択します。
  3. 新規レコードを保存します。