仕訳帳の転記

転記処理により、元帳へのトランザクションが確定されます。トランザクションが転記されない限り、総勘定元帳 (G/L) 勘定科目に反映された変更が、元帳に影響することはありません。

注: 
  • 2 番目の別個の元帳分析を使用する (一部のヨーロッパ諸国では従来の方法) 場合は、記帳転記処理は大幅に異なります。

    詳細については、「分析勘定について」を参照してください。

  • 仕訳帳に転記するトランザクション毎に会計年度を定義する必要があります。
  1. [仕訳記帳] フォームを開きます。
  2. 転記するトランザクションのある仕訳帳を選択します。
  3. [実行 > フィルタ > フィルタの実行] の順に選択します。
  4. [実行 > 仕訳帳転記] の順に選択します。

    [元帳を仕訳帳に転記] フォームが表示されます。

  5. 仕訳帳を転記する前に圧縮するには、[仕訳帳を転記前に圧縮] チェックボックスをオンにして、次に [圧縮レベル] ([報告単位] または [勘定科目]) を選択します。
    注意: 
    このチェックボックスをオンにすると、仕訳記帳が勘定と結合され、合計が計算されます。詳細は転記前に削除されます。また、仕訳帳管理番号情報も失われます。
  6. トランザクションが転記後に仕訳帳から削除されるようにするには、[転記済トランザクションの削除] チェックボックスをオンにします。
    注:  配賦仕訳帳を転記する場合は、このチェックボックスを必ずオンにしてください。
  7. [逆仕訳トランザクション日] フィールドから逆仕訳トランザクションに割り当てる日付を選択するか、デフォルトの今日の日付を受け入れます。
  8. 全ての転記済トランザクションに同じ日付を割り当てる場合は、[全仕訳同一日に設定] チェックボックスをオンにします。次に [全トランザクションの日付] フィールドにこれらのトランザクションに割り当てる日付を入力します。
  9. [転記対象期間] フィールドにトランザクションを転記する期間の日付を入力します。
  10. [処理] をクリックしてレポートを印刷します。

    [印刷] オプションが自動的に選択されています。トランザクションを実際に転記する前に、監査目的に転記レポートを印刷する必要があります。このレポートでは、転記する仕訳帳に関連付けられているトランザクションが一覧表示されます。

  11. レポートの印刷を求められるので、 [OK] をクリックします。

    システムでは、全ての仕訳帳トランザクションについて確認を行います。各トランザクションに対して、そのトランザクションの勘定科目が勘定科目一覧に存在するかどうか確認します。勘定科目が存在しない場合、エラーメッセージが表示されます。

    このメッセージが表示された場合には、一般仕訳帳で該当するトランザクションを削除するか、不足している勘定科目を追加します。その後、もう一度仕訳帳の転記を試みてください。ただし、買掛配賦、売掛配賦、銀行配賦、受注オーダ配賦、固定資産配賦、FS 配賦、IC 配賦、マルチサイト、PC 配賦、購買オーダ配賦、PR 配賦、SF 配賦、およびワークセンター配賦の各仕訳帳でのトランザクションの削除や更新はできませんので注意してください。

    全てのトランザクションのチェック後、トランザクションの残高や勘定科目が存在しないことについて警告メッセージが表示されることがあります。受け取ったエラーが、日付が当期間に含まれないという警告のみの場合、次に進むことができます。

  12. 支払を閲覧し確認した後は、 [確定] を選択し、 [処理] をクリックして仕訳帳を転記します。
  13. 元帳転記の印刷を求められるので、 [OK] をクリックします。以下の処理手順が発生します。
    • それぞれのトランザクションが、その説明テキストと共に元帳にコピーされます。逆仕訳の仕分記帳の場合、逆仕訳の元帳トランザクションが転記さます。
    • 仕訳帳管理番号は、元帳管理番号に変換されます。
      注意: 
      仕訳帳を圧縮すると、仕訳帳管理番号が削除されます。
    • 仕分記帳を転記した後、これらを削除するように設定している場合、この時点で削除されます。
    • 全ての仕訳記帳を確認できなかったり新規元帳トランザクションの作成に問題があった場合は、転記が完了した後にメッセージが表示されます。
    • 外部財務インタフェースを使用する場合は、仕訳帳の転記中に追加の処理が発生します。

      詳細については、「外部財務インタフェースの設定」を参照してください。