請求バッチについて

請求バッチとは、顧客請求書、返品伝票および借方伝票を 1 つのバッチとして処理するために集めてグループ化したものです。

以下は請求バッチの一般的な手順です。

  • [顧客] フォームで、各顧客に対して[請求バッチ締日]を指定します。これは、前回締日以降の全ての顧客の請求書がバッチとして生成される日付を決定します。
  • 受注オーダが作成され、発送されたのち、請求書が生成されます。
  • 請求書のバッチを日付を基準にグループ化するには、 [請求バッチ生成] フォームを使用します。各請求バッチには一意の番号が割り当てられます。

    [請求バッチ生成] フォームで指定した[完了日]を基準に請求バッチが生成されます。2 桁の請求バッチの完了日と [顧客] フォームで指定された[顧客の請求バッチの締日]を一致させることによって、請求バッチの対象になる顧客の請求書を決定します。たとえば、顧客 1、3、5 の締日が同月の 15 日に設定されています。顧客 4 と 6 については、締日が同月の 30 日に設定されています。完了日が 11/15/xx のバッチを生成する場合、その時点で印刷されていない顧客 1、3、5 の請求書、返品伝票、借方伝票は全てバッチに含まれます。顧客 4 と 6 の請求書は含まれません。

    バッチを生成する際のこのようなルールは上書きできます。

  • または、 [請求バッチ] フォームを使用して手動でバッチを追加し、 [請求バッチ詳細] を使用してそのバッチに含める顧客と請求書を指定することができます。

    このフォームにある印刷未処理の請求バッチを削除することもできます。

  • 請求バッチが印刷されるまでは、 [請求バッチ] フォームを使用してバッチを追加または削除し、 [請求バッチ詳細] フォームを使用して選択したバッチ内の顧客請求書および売掛転記済レコードを確認、追加、削除、または更新できます。
  • [請求バッチレポート] フォームを使用して請求書のバッチを印刷します。

生成処理と印刷処理では、 [売掛転記済トランザクション詳細] フォームの[請求日]フィールドと[支払日]フィールドが使用されます。たとえば、[10/10/13] に設定されていた請求日が、何らかの理由によって [11/10/13] に変更されたとします。 [請求バッチ生成] フォームで [請求バッチ作成ルールの上書] フィールドがオンに設定されていない限り、[10/20/13] の生成ではこの請求は処理されません。

支払では、[支払日]を使用して、支払が行われる時点を決定します。この日付が変更されると、 [請求バッチ詳細] フォームおよび [請求バッチレポート] の [前回の請求] と [支払] の計算に影響します。[05/12/13]に設定されていた[支払の支払日]が[11/12/13]に変更された場合、この支払は 11 月の支払に表示され、5 月の支払には表示されません。5 月の再印刷を行った場合、5 月の支払としては表示されないため、その値は異なります。

ダミー請求書

以前のバージョンからアップグレードした場合、顧客に送付する最初の請求に、対象日以前の請求、返品伝票、借方伝票が表示されないようにするために、ダミー請求書の作成が必要になります。通常の月内で実行する各締日に対してダミー請求バッチを作成します。現行期間の請求、返品伝票、借方伝票が請求バッチ生成に含まれないようにするためには、以前の完了日を使用する必要があります。既にシステムに登録されているが請求バッチ処理の対象になっていない顧客を請求バッチ処理に追加する場合は、その顧客に対してダミー請求を作成してください。これにより、対象日以前の請求、返品伝票、借方伝票が現行期間の請求バッチに表示されなくなります。