VAT レポートの税情報の設定

以下の一般的な手順を使用して、製品の付加価値税(VAT)コード情報を設定すると、後で [VAT レポート] を実行できます。

  1. [一般パラメタ] フォームで、[EU レポートの有効化] を選択します。また、品目重量を EU SSD レポートでキログラムに換算するために使用する [EU 重量変換係数] を指定します。
  2. [ワークフローイベントハンドラの有効化] フォームで、 [EU VAT ID の検証] イベントハンドラに [このサイトに有効] を選択します。これにより、アプリケーションは [顧客] [購入先] 、または [顧客出荷先] フォームの VAT ID を確認するための Web サービスを呼び出すことができます。
  3. EU SSD レポートを ASCII または XML ファイルとして送信するには、 [税パラメタ] フォームで [SSD ファイル理論フォルダ] および発送交換 ID、到着交換 ID を指定します。たとえばドイツなど、必要な場合は該当する連邦統計局から ID を取得します。レポートを実行しているユーザには論理フォルダでファイルを作成する権限があります。
  4. イントラスタット SSD データファイルで州税局の値が必要な場合は、 [州] フォームでその値を指定します。たとえばドイツなど、必要な場合は該当する連邦統計局から州税局 ID を取得します。
  5. [EU 付加価値税レポートカテゴリ] フォームを使用して、利用可能な VAT 税カテゴリを表示し、さらに定義して、各カテゴリに税エントリの相殺が必要かどうかを決定します。一覧表示されるカテゴリは変更できません。ただし、 [VAT レポート] に表示されるカテゴリ説明を指定できます。
  6. [税システム] フォームで、[税モード] を [品目] に設定した状態で税システム 1 を設定します。品目ベースの税システムでは、販売税を明細品目レベルで課税し、税コードを [品目] フォームで指定することが可能です。システムではオーダ明細品目の税率を見て、オーダヘッダの税コードを上書きします。

    [一般]タブで、[税システム 1] に[税値引/請求値引]フィールドを選択します。こうすると、システムは値引および請求値引による支払で税調整を計算できるようになります。また、[税コード]フォームの [次レベル税コード] フィールドが無効になります。

    注意: 
    システムに有効なトランザクションが発生した後で [一般] タブのフィールドを変更しないようにしてください。変更すると、データが無効になり、整合性が脅かされるおそれがあります。たとえば、購買オーダが既にシステムに入力された後、 [購買管理に有効] フィールドを [はい] に設定すると、現在の購買オーダは正しい税コードを含まなくなり、購買オーダ側の税レコードは存在しなくなります。
  7. [税コード] フォームで、コードを設定します。
    • 各税コードをカテゴリに割り当てます。
    • [移動 VAT] チェックボックスをオンにします。
    • [売掛勘定] および [買掛勘定] を設定します。
    • [VAT 売掛受入勘定] フィールドおよび [VAT 買掛受入勘定] を指定します。
  8. [税システム] フォームに戻ります。[税コード] タブで、[税システム 1] のデフォルト税コード情報を定義します。[移動売掛 VAT 税コード]および[移動買掛 VAT 税コード]を指定します。

    税コード、税額、税 ID のラベルをカスタマイズするには、[ラベル] タブを使用します。

  9. [勘定税コードデフォルト] フォームで、税コードを設定して、請求書や支払証書に基づいていない手動仕訳記帳トランザクションを作成するときに、デフォルト税勘定として使用します。
  10. [税パラメタ] フォームを使用して、SSD 情報を含む企業固有の報告や機能に関する要件を設定します。
  11. [税明細番号] フォームを設定して、税コードを適切な財政当局レポートの明細に割り当てます。このフォームの明細番号で財政部門の税計算式の明細を参照します。明細番号が割り当てられている場合、後で [VAT レポート] を明細番号別にソートできますし、必要な財政当局レポートの記入もより簡単になります。