複数財務帳簿セットの設定

複数財務帳簿セットを設定する場合、以下の手順を行います。

  1. [一般パラメタ] フォームで、[複数財務帳簿セット] を選択します。
  2. この帳簿セットで SyteLine に設定されていない通貨を使用する場合、 [通貨コード] フォームを使用して新しい通貨を追加します。
  3. [複数財務帳簿セット会計期間] フォームで、新しい帳簿セットに使用する会計カレンダーを作成します。
  4. [複数財務帳簿セット科目] フォームで、この帳簿セット用の勘定科目の名前と説明を指定します。
  5. レコードを保存します。
  6. 手動または自動で新しい勘定科目に勘定を追加します。
    1. 勘定科目を自動的に追加する場合、[複数財務帳簿セット科目] フォームの [勘定科目のコピー] をクリックします。これで [複数財務帳簿セット勘定科目コピー] フォームが開き、標準の総勘定元帳勘定科目を新しい帳簿セットにコピーできます。
    2. 勘定を手動で追加する場合、 [複数財務帳簿セット勘定科目] フォームを使用します。「複数財務帳簿セット勘定科目の保守」を参照してください。
  7. [複数財務帳簿セット科目] フォームで、[マッピングの確認] をクリックして、勘定科目のマッピングの確認を実行します。問題が発生したか確認するためのメッセージが表示されます。問題がない場合、[マップ済勘定] オプションが自動的に選択されます。
  8. [複数財務帳簿セット] フォームで、以下の情報を使って新しい帳簿セットを定義します。
    • [財務帳簿セット]新しい帳簿セットの名前と説明を指定します。
    • [財務帳簿セット COA]前述で作成された勘定科目を選択します。
    • [会計カレンダ]前述で作成した会計カレンダーを選択します。
    • [通貨]:この帳簿セットに使用する通貨を指定します。
    • [CTA 勘定]総勘定元帳転記の際の通貨変換によって複数財務帳簿セット元帳の残高調整が発生し得る、貸方および借方の記録に使用する勘定科目を選択します。これは、選択した[通貨] が[国内] 通貨以外の場合にのみ必要です。
  9. レコードを保存します。
  10. 複数の財務帳簿元帳に対する開始残高が必要な場合、 [複数財務帳簿セット仕訳記帳] フォームを使用して、手動で入力してから転記します。
  11. 新しい財務帳簿セットを有効にするには、[複数財務帳簿セット] フォームで [実行] を選択します。有効化されると、日付に関わらず、転記済総勘定元帳のトランザクション全てが複数財務帳簿セットにより受け入れられます。
    [元帳の圧縮] を選択した場合、この帳簿セット用の元帳レコードは、日付別、勘定別、およびユニットコード別に自動的に圧縮されます。使いやすくするため、 [複数財務帳簿セット元帳トランザクションの圧縮] ユーティリティを使用して、さまざまな圧縮オプションの設定および処理を圧縮できます。