総勘定元帳勘定のディメンションおよび属性の指定

勘定にディメンションに割り当てると、総勘定元帳のデータが複数ディメンションになります。たとえば、勘定を掘り下げるのみでなく、その勘定に転記された特定の売掛トランザクションが関与する顧客および品目を掘り下げることもできます。

この機能のサポートとして、顧客、品目、および購入先情報に関連して事前に定義されたディメンションを SyteLine の初期データに含めて、勘定に添付することができます。各ディメンションには、事前定義された属性セットがあります。システム管理者は、ディメンションと属性を変更および追加し、データベーステーブル間に補足連結を設定して会社のニーズを満たすことができます。

一般的に処理は以下の手順で行われます:

  1. システム管理者に希望する [勘定科目] の分析と元帳への転記方法を告げます。機能や計算式など、確認する必要のある情報を具体的に示します。

    たとえば、従業員に関連する勘定は、従業員特有の情報として確認する必要があります。システム管理者は、従業員データベーステーブルをディメンションに結合し、従業員関連のフィールドがレポートで確認できるようにします。従業員テーブルのフィールドを全て見る必要は無いため、ユーザは必要ないフィールドを非表示にできます。また、他のテーブルのフィールドを確認する必要があります。勘定に適用可能な結合およびディメンションの数は無限のため、事前定義されたデータには、少量のサンプルしか含まれません。

  2. システム管理者は、データベースから適切な情報を見つけ、そのデータに基づいて追加の計算式を構築し、ディメンション属性を作成します。

    次に、システム管理者は、ユーザが [勘定科目ディメンション] および [元帳ディメンション] フォームから属性を使えるようにします。

  3. [勘定科目]フォームの [ディメンション] タブを使用して、勘定に 1 つまたは複数のディメンションを割り当てます。同じディメンションが全ての総勘定元帳勘定の一部または全てに追加できます。以下のいずれかを実行します。
    • 元帳オブジェクト分析には、[元帳ディメンション]ドロップダウンリストのディメンションを選択し、勘定科目に割り当てます。
    • 勘定科目オブジェクト分析には、グリッドで 1 つまたは複数のディメンションを選択し、勘定科目に割り当てます。次に[ディメンション] ボタンをクリックすると、 [勘定科目ディメンション] フォームを開き、リストされたディメンション分析の作業を実行できます。
      • 属性の名前と説明を表示します。
      • 出力データの生成に使用する基本的なデータベーステーマおよび計算を表示します。
      • 属性が出力時に非表示かどうか、データの表示(たとえば、日付が MM/DD/YY または DD/MM/YYYY で表示するか)にマスクが使用されているか確認します。適切な権限があれば、属性のオプションを変更できます。
      • 属性表示順序の再設定これを行うには、[順序] カラムの数字を変更し、[順序変更] をクリックします。

[詳細] ボタンをクリックすると、 [勘定科目ディメンション詳細] フォームを開くことができ、ディメンションの実出力データを表示し、更なる分析とレポートのために、 Excel にグリッドをエクスポートできます。