例:統計勘定から年間金額に基づく変数パーセントを使用した費用配賦。

このトピックでは、統計勘定から年間金額に基づく変数パーセントを使用した費用配賦の例を示します。

必須事項

  • 適切な配賦と統計勘定が勘定科目フォームに存在していなければなりません。
  • 統計勘定に割り当てられたのユニットコードの組合せは、[勘定科目の配賦] 順序を通じ、統計勘定に関連する配賦勘定にも割り当てられる必要があります。

勘定科目

ユニットコード 1 に会社の部門番号のある「勘定科目」フォームで統計勘定 7777777 を設定できます。

また、勘定科目 7777777 に割り当てられるのと同じ方法で割り当てられるユニットコードのある配賦勘定 99870 を設定できます。

勘定科目一覧(予算と計画)

[勘定科目一覧(予算と計画)] フォームで、勘定 777777 には、[ユニットコード 1 ] で部門番号を指定します。そして[実変更]フィールドに指定した部門の従業員の開始人数を指定します。残りの部門にも同じ情報を追加します。

毎月の各部門の人数の増減を追跡するには[実変更]フィールドを使用します。各月の部門年間人員が変わるため、会社全体の年間人員の部門パーセントも、下記の表のとおり異なります。

統計勘定 777777

ユニットコード(部門) 期間 実変更 年間合計 全部門のパーセント
100 1 50 50 50/100=50%
100 2 4 54 54/124 = 44%
100 3 0 54 54/129 = 42%
100 4 -2 52 52/149 = 35%
100 5 0 52 52/149 = 35%
100 6 -10 42 42/159 = 26%
ユニットコード(部門) 期間 実変更 年間合計 全部門のパーセント
200 1 30 30 30/100 = 30%
200 2 20 50 50/124 = 40%
200 3 0 50 50/129 = 39%
200 4 22 72 72/149 = 48%
200 5 0 72 72/149 = 48%
200 6 -20 52 52/159 = 33%
ユニットコード(部門) 期間 実変更 年間合計 全部門のパーセント
300 1 20 20 20/100 = 20%
300 2 0 20 20/124 = 16%
300 3 5 25 25/129 = 19%
300 4 0 25 25/149 = 17%
300 5 0 25 25/149 = 17%
300 6 40 65 65/159 = 41%

勘定科目の配賦

たとえば、 [勘定科目の配賦] フォームを使用すると、毎月の各部門の人員の変数パーセントに基づき、防護服の毎月の費用を割り当てることができます。以下のような値を使用して、 [勘定科目の配賦] フォームを設定します。

配賦勘定 99870

順序 基準区分 基準レート ユニット 1 統計勘定による配賦 統計勘定
1 比率 100   はい 7777777

この場合、配賦勘定は、統計勘定から部門をまたがる費用を配賦するため、現在の年間パーセントを使用します。期間 2 で、配賦は以下のようになります。

  • 部門 100 44%
  • 部門 200 40%
  • 部門 300 16%

しかし、毎月の人員の異動の一部により、配賦は新規ルールを作成することなく、自動で変更されます。期間 6 までに、配賦は多少変更になっています。

  • 部門 100 26%
  • 部門 200 33%
  • 部門 300 41%

配賦ルールの部品としてのみ、統計勘定値を使用できます。たとえば、各月の最初の $75 を請求先部門 400 に割り当て、残りを他の部門に振り分けたいとします。この場合、勘定科目の配賦ルールは以下のようになります。

順序 基準区分 基準レート ユニット 1 統計勘定による配賦 統計勘定
1 金額 $75 400 いいえ  
2 比率 100   はい 7777777