例:複数レベル配賦
[配賦勘定]
フィールドで[配賦]勘定区分と勘定科目を指定すると、[勘定科目の配賦] フォームでは、複数レベル配賦を設定します。
注: 引当をそれ自体に組み込まないでください。そうすると、ヘッダと[配賦勘定]フィールドに同じ配賦勘定を指定することとなります。引当は無限に循環できません。勘定の一部をそれ自体に引き当てようとすると、仕訳帳の転記時にエラーメッセージが表示されます。
第 1 レベル
たとえば、会社では賃借料を製造と事業に分割します。賃借料配賦勘定科目 99000 を費用の配賦に設定します。
[勘定科目] フォームでは、配賦勘定として勘定科目 99000 を設定します。
[勘定科目の配賦] フォームでは、以下の表に表示されるように作業と製造の費用を振り分けます。
配賦勘定 99000
配賦基準区分 | 配賦基準金額 | 勘定科目 | 説明 | 勘定区分 |
---|---|---|---|---|
率(%) | 60 | 60000 | 賃借料 - 作業 | 一般 |
率(%) | 40 | 98000 | 賃借料 - 製造 | 引当 |
第 2 レベル
しかし、製造エリアでは、さらに勘定 98000 に請求された賃借料を製造における 4 つの部門に分割し、それぞれが使用している床面積の比率に応じて振り分けます。
これを許可するには、 [勘定科目] フォームで、配賦勘定区分として勘定科目 98000 を設定します。そして [勘定科目の配賦] フォームで以下のように、賃借料を製造部門間で振り分けることができます。
配賦勘定 98000
配賦基準区分 | 配賦基準金額 | 勘定科目 | 説明 | 勘定区分 |
---|---|---|---|---|
率(%) | 20 | 61000 | 賃料 - 研削 | 一般 |
率(%) | 10 | 62000 | 賃借料 - 製造 | 一般 |
率(%) | 25 | 63000 | 賃料 - 塗装 | 一般 |
率(%) | 45 | 64000 | 賃料 - 組立 | 一般 |
賃借料は最初に勘定 99000 に請求された後、以下の図に示すように流れていきます。
仕訳記帳
賃料が $10,000.00 の場合、金額は賃借費用に転記されます。
- 60% 作業 $6000.00
- 40% 製造 $4000.00
- 20% 研削 $800.00
- 10% めっき $400.00
- 25% 塗装 $1000.00
- 45% 組立 $1800.00