仕訳帳ビルダを使用

[仕訳帳ビルダー] フォームを使用して、サイト固有の保留仕訳帳トランザクションを入力します。入力した仕訳帳トランザクションについては、指定のサイトの [マルチサイト] 仕訳帳で検証および作成されます。

  1. [レプリケーションルール] フォームの [仕訳帳ビルダ] レプリケーションルール を以下のとおり設定します。
    • [仕訳帳ビルダ] のサイトから、保留中の [マルチサイト] 仕訳帳トランザクションの挿入先である全てのリモート・サイトにルールを作成します。
    • 上記のリモートサイトから [仕訳帳ビルダ] サイトに戻りルールを作成します。
  2. 保留 [マルチサイト] 仕訳帳トランザクションの入力先であるサイトにログインし、 [仕訳帳ビルダー] フォームを開く。
  3. 当該ローカルサイトに有効なトランザクション日付を入力する。
  4. サイト固有の仕訳帳トランザクションを入力する。
  5. トランザクションが全て入力され、ヘッダーにある[借方]合計および[貸方]合計フィールドの金額が差引勘定されたら、[処理] をクリックする。

    確認が成功した場合は、成功メッセージが表示されます。そのメッセージには、仕訳帳ビルダユーティリティで生成された管理番号が含まれています。次に、保留仕訳帳トランザクションが指定サイトのマルチサイト仕訳帳に挿入され、操作の成功を示すメッセージが表示されます。トランザクションには、監査目的として、仕訳帳ビルダサイトのサイト ID が組み込まれているバッチ管理番号があります。

    検証が正常に行われない場合には、以下のとおりです。

    • 先サイトがローカルサイトである場合、またはレプリケーションがローカルサイトからリモートサイトへのトランザクションである場合、エラーが戻され、トランザクションの処理は行われません。
    • 先サイトがローカルサイトでなく、かつ、レプリケーションがトランザクションでない場合には、失敗はリモートサイトで処理しなければなりません。ローカルサイトではエラーが発生したことを認識されません。詳細については、非トランザクションレプリケーションに関する以下の注記を参照してください。

注記:

  • 「会計グループでの仕訳帳ビルダ使用」、または「会計グループで挿入されるトランザクションの入力」はサポートされません。
  • トランザクションの入力は、ローカル仕訳帳ビルダサイトと同じ自国通貨を使用するサイトに対してのみ行えます。
  • 仕訳帳ビルダフォームを終了すると、未処理行は全て削除されます。
  • 管理番号は、保留仕訳記帳が仕訳帳ビルダを介して入力されるサイトに基づいています。そのため、1 つのバッチにある全てのトランザクションには同一の管理番号があります。
  • 非トランザクションレプリケーション:処理が非トランザクションであり、リモートサイトで何らかの理由により失敗した場合には、トランザクション全体は取り消されません。正常に終了した仕訳記帳は、マルチサイト仕訳帳に挿入されて常駐します。失敗した仕訳記帳については、非トランザクション設定での他の「失敗した」処理と同様に処理されます。その結果として、エラーが解決されるまで借方合計が貸方合計と等しくならないトランザクションが記載されたマルチサイト仕訳帳が生成されます。