固定資産の概要
固定資産 とは、企業が所有し、運営に使用する品目のことです。固定資産には、在庫など再販売目的に使用される資産や、一時的にまたは短期間だけ保持される資産は含まれません。
固定資産の例を以下に示します。
- 設備
- 家具および治具
- 建物
- リース資産の改良費
減価償却
通常、固定資産を取得した年度でそれを費用にすることはありません。この価値は資産として貸借対照表に記録し、その耐用年数の経過に伴い価値が下がります。
固定資産には多くの減価償却方法の区分があります。 SyteLine
固定資産の減価償却計算で選択する方法に影響を与える要因は、以下のように複数あります。では事前に定義されている減価償却方法が 7 つあります。また、希望の減価償却方法を追加することもできます。さらに、各固定資産に対して最大 4 つの減価償却明細表を保持できます。この機能を使用すると、帳簿および税レコードの両方をシステムで保守できます。
- 資産の予想耐用年数
- 耐用年数終了時の予想残存価格
- 資産の取得原価
特定の会計期間に対して減価償却が計算されると、その減価償却は、借方の減価償却費、および貸方の累計減価償却として総勘定元帳に記録されます。
固定資産と総勘定元帳
固定資産は、[総勘定元帳] で以下のように扱われます。
- 固定資産処分中は、資産勘定は貸方、減価償却の累計勘定は借方になります(残りの配賦は手動で入力します)。
- 「固定資産移動中」 は、クラスコード間で移動する場合、古い資産勘定の資産 (およびその累計減価償却勘定) は、新しい資産勘定およびその累計減価償却勘定に移動されます。
- 減価償却転記中 (予約スケジュールに対してのみ) は、減価償却費用勘定および減価償却の累計勘定に転記されます。
- 固定資産購買を入力する場合、取得トランザクションを [総勘定元帳] に入力して、[資産] 勘定を借方、[現金] 勘定を貸方にする必要があります。
- 固定資産番号が購買オーダ明細に割り当てられると、固定資産レコードが作成されます。
- 固定資産番号により受け入れられた任意の明細により、固定資産の獲得日が更新されます。
レポート
以下のレポートは固定資産に使用できます。
- 固定資産取得レポート
- 固定資産クラスレポート
- 固定資産原価レポート
- 固定資産当期減価償却レポート
- 固定資産処分トランザクションレポート
- 固定資産処分レポート
- 固定資産保険レポート
- 固定資産四半期費用レポート
- 固定資産移動レポート