外部財務アプリケーションのデータによるデータの更新

[外部財務インターフェースデータ要求ユーティリティ] は手動で実行することも ( [処理] ボタンをクリックすることで)、定期的にバックグラウンド処理として実行することもできます。

注: 
  • このユーティリティは、 Infor SunSystems と機能する SyteLine のエンタープライズ財務パッケージを実行する際には使用されません。
  • このユーティリティを使用する前に、外部財務インターフェースを設定する必要があります。

    外部財務アプリケーションのデータによる SyteLine のデータの更新」 を参照してください。

  • データ要求ユーティリティは、 [外部財務インターフェースパラメタ] フォームで [外部財務インタフェースを使用] を選択した場合にのみ有効になります。このユーティリティは、外部システムがデータを SyteLine に 「プッシュ」 できない場合にのみ必要です。
  • 外部システムでレコードが削除された場合、 SyteLine の対応するレコードを手動で削除する必要があります。このユーティリティはレコードを削除しません。
  • Infor Global Financials (IGF) 統合では、[勘定科目一覧] および [通貨コード]、[通貨レート] のみを [テーブル] タブで選択できます。全てのフィールドは、[顧客転記済残高] タブで使用できます。IGF 統合は、このユーティリティと直接データアクセスを使用して、SyteLine のデータを取得します。

[顧客転記済残高] タブは、[外部売掛システムを使用] フィールドが [外部財務インタフェースパラメタ] フォームで選択されている場合にのみ有効になります。

[外部財務インターフェースデータ要求ユーティリティ] では、外部財務アプリケーションから特定の SyteLine データベーステーブルに更新を要求するように設定できます。このユーティリティは次のように機能します。

  1. ユーティリティの [処理] ボタンをクリックすると、システムはバックグラウンドタスクを TaskMan に送信します。送信されるタスクの数は、オンにするチェックボックスの数に応じて異なります。
  2. タスクの処理時に、XML LoadCollection 要求 (または [顧客転記済残高] チェックボックスの場合は XML Invoke メソッド要求) が構築されます。
  3. XML 要求は、レプリケーションテーブルに送信された後、Infor Framework レブリケータサービスによってピックされ、レプリケーションルールに従って適切なキュー (この場合はアウトバウンドキュー) に挿入されます。
  4. その後、レプリケーションリスナは外部財務アプリケーションの指定 URL に XML 要求を送ります。
  5. 外部財務システムは、財務アプリケーションが理解できる要求に XML を変換します。外部アプリケーションは、1 組の更新済みデータを返すことにより要求に応答します。
    注: このステップおよび次のステップは、 SyteLine のシステムを対象とするものではなく、外部財務システムの要件に応じて設定する必要があります。
  6. 外部財務システムは、この 1 組のデータを XML 「ロードコレクション」要求に変換し、要求をシステムのメールボックスに挿入します。
  7. SyteLine は XML 要求をピックして処理し、要求を確認したうえで適切なテーブルを更新します。

詳細は次を参照してください。 「例:外部財務アプリケーションのデータの要求」