ユーロの資産と負債の再計算

[ユーロ区域] 通貨を使用する顧客または購入先、あるいはその両方と取り引きするときに、自国通貨をユーロに変換していない場合、未払の資産および負債を再計算する必要があります。この処理は、1999/1/1 以降に実行してください。

注意: 
会社がユーロ加盟国内にある場合、ユーロ規定により、この為替レートを使用して資産と負債のトランザクションを再計算することが義務づけられています。ユーロ加盟国内に位置していない場合、この再計算はオプションになります。

資産と負債の再計算するには、以下を実行します。

  1. 全ての [ユーロ区域] 通貨コードで、 [通貨レート再計算レポート] を実行します。
  2. [実現利益/損失] チェックボックスをオンにします。
  3. [ユーロ区域] 通貨コードを使用する全ての銀行コードで、 [銀行勘定残高再計算] ユーティリティを実行します。
  4. [ユーロ為替レート再計算] ユーティリティを開きます。
  5. [開始および終了通貨コード] フィールドで、システム内の全[ユーロ区域] 通貨コードの範囲を選択します。

    この範囲内の通貨コードを含む未払の資産と負債の各トランザクションに対し、システムでは為替レートを自国通貨からユーロへの適切な為替レート (1999 年 1 月 1 日以降固定) に更新します。この為替レートは、ユーロ暫定期間中に行われる ユーロ区域 通貨間の 三角変換 全てに使用されます。

    ユーロ三角変換について」 を参照してください。

  6. 変換一覧を確認するには、[プレビュー] を選択し、[処理] をクリックします。
  7. 変換を開始するには、[確定] を選択し、[処理] をクリックします。