ユーロへの自国通貨の変換

基本自国通貨をユーロ通貨に変更して、全ての関連レコードを変換するには、これらの手順に従います。必要に応じて、リンク先のヘルプトピックで詳細を参照してください。

  1. 完全なデータベースバックアップを実行します。
  2. ユーロの通貨コードを設定します。
  3. [通貨コード] フォームで、基本通貨の [ユーロ区域] チェックボックスをオンにします。
  4. [通貨レート] フォームで、ユーロを含む全ての通貨の正しい[買い為替レート] と [売り為替レート] を入力します。
  5. 全ての売掛と買掛のトランザクションを転記します。
  6. ヘルプトピック 変換されないレコード の一覧に示されている区分の全てのレコードを処理して転記します。
  7. [内ユーロ通貨変換] ユーティリティを開きます。
  8. 購買品目に標準単価を使用するには、[購買品目に標準原価を使用] チェックボックスをオンにします。 [品目原価] フォームからの最新単価を使用して購買品目の材料費を更新するには、このチェックボックスをオフにします。
  9. [勘定科目] フィールドで、勘定科目を入力して、変換処理中に発生するまるめによる差異を含めます。
  10. [処理] をクリックして変換を開始します。
    注:  システムに、未転記の買掛または売掛トランザクション (支払、請求書、支払証書など) がある場合、変換処理は行われず、転記する必要があるトランザクション区分を示すエラーメッセージが生成されます。
  11. 変換が完了したら、 [元帳期間合計残高再計算] ユーティリティを実行して、期間合計レコードを変換します。
  12. [各仕訳帳で 仕訳帳残高再計算] ユーティリティを実行します。
  13. ローレベルコードを更新するには、 [最新部品表プロセッサ] を実行します。
  14. 原価額の変換により発生することのある、まるめエラーを修正するには、 [最新部品表原価積上] ユーティリティを実行します。
  15. マルチサイトまたはサイトおよび会計グループの階層セットを持つ場合、以下のの追加手順を実行してください:
    • 変換ユーティリティを実行した後で、サイト間トランザクションの為替レート ( [サイト間パラメタ] フォームで定義) を確認し、手動で再設定する必要があります。変換ユーティリティでは、これらのレートは自動的に変換されません。
    • 個別のサイトを変換するときは、全ての兄弟サイト (同じ低レベルの会計グループに属するサイト) と親の低レベルの会計グループも同時に変換する必要があります。
    • 低レベルの会計グループを変換するとき、変換ユーティリティではその子の会計グループの変換は行われません。子の会計グループを変換するには、各会計グループに対して変換ユーティリティを実行します。
    注:  子のサイトを直接持たない低レベルの会計グループを変換する場合は、他の会計グループを変換せずにこの会計グループを変換できます。