予算および計画の作成と保守

予算は、特定のタイムフレームで予想される受取および支払の見積額です。予算は通常、過去の売上や成長傾向などの履歴データに基づきます。これらの予算金額は、[総勘定元帳] レポート、財務諸表、および [勘定科目一覧レポート] で使用されます。また、転記済総勘定元帳トランザクションを表示すると、予算も表示され、期間の実際のトランザクション金額と予算金額を比較できます。

[勘定科目一覧 (予算と計画)] フォームは、各勘定科目、会計期間、および会計年度別に予算と計画を作成するために使用するワークシートです。このフォームは、予算、計画、および実変更額の情報を保持します。この実変更値を使用するのは、統計勘定を定義するときだけです。

[勘定科目一覧 (予算と計画)] フォームでは、複数の会計年度の予算を保存できます。新しい会計年度が会計期間に追加され、また新しい勘定科目一覧が追加される毎に、対応する予算、計画、および実際レコードを手動で追加する必要があります。ユニットコード範囲と勘定科目範囲を会計年度との間でコピーするには、[新規] をクリックして、それらを 1 つずつ追加するか、または [予算への残高コピー] フォームを使います。これらの金額は、実際財務処理を予算処理や計画処理と照らして比較するのに役立ちます。

予算金額と計画金額は同様に処理されます。計画金額によって、別の予算や計画数量に対応できます。一般的には、計画金額を使って、前年の販売数量を保守します。

[総勘定元帳] のほかに別の [分析元帳] を使用する場合、予算と計画がどのように影響を受けるかを確認するために 「分析勘定について」を参照してください。

新しい会計年度の金額を手動で入力するには

  1. [実行 > 新規]を選択します。
  2. 勘定科目を選択します。
  3. 必要に応じて、会計年度を選択します。
  4. [予算変更] フィールドに金額を入力します。
  5. [計画変更] フィールドに金額を入力します。
  6. [実行 > 保存]の順にクリックします。

このフォームで計画変更金額を使って、前年の勘定科目残高を含めることができます。

先行する各会計期間を特定の比率で増分する予算金額の基準値を作成するには

  1. [実行 > 予算拡張自動設定] の順に選択します。

    [勘定科目一覧 (予算と計画) 拡張] フォームが表示されます。

  2. 会計期間毎に基準金額と任意の比率増分を入力します。

    この処理によって、その年の各会計期間が更新されます。

  3. [OK] をクリックして入力を保存します。

先行する各会計期間を特定の比率で増分する、現在定義された全会計期間計画金額の基準値を作成するには

  1. [実行 > 計画拡張自動設定] の順に選択します。

    [勘定科目一覧 (予算と計画) 拡張] フォームが表示されます。

  2. 会計期間毎に基準金額値と任意の増分率を入力します。

    この処理によって、その年の各会計期間が更新されます。

  3. [OK] をクリックして入力を保存します。