例:売掛即時支払配賦の使用
シナリオ 1
150 ドルの支払を入力し、その支払に対して、グリッドから適用する 3 つの 50 ドルの請求を選択します。
グリッドは以下のように表示されます。
顧客 | 区分 | 在庫 | サイト | オーダ | デリバリオーダ | 小切手/参照 | 請求日 | 納期 | 適用金額 | 値引 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | I | 101 | 01 | C00001 | 5 月 15 日 | 6 月 15 日 | 50.00 | 0.00 | ||
1 | I | 150 | 01 | C00007 | 6 月 15 日 | 7 月 15 日 | 50.00 | 0.00 | ||
1 | I | 156 | 1 | C000010 | 6 月 22 日 | 7 月 22 日 | 60.00 | 0.00 |
[適用] を選択すると、これらの各請求について 1 つずつ、3 つの配賦レコードが作成されます。
シナリオ 2
支払を入力します。グリッド内のトランザクションは選択しません。
[売掛即時支払配賦] フォームで、支払日 2002 年 6 月 15 日、100 ドルの支払を入力し、保存します。次に、[適用] を選択します。100 ドルの未決信用状として支払配賦が作成されます。
グリッドは以下のように表示されます。
顧客 | 区分 | 在庫 | サイト | オーダ | デリバリオーダ | 小切手/参照 | 請求日 | 納期 | 適用金額 | 値引 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | P | オープン | 1 | 6 月 15 日 | 6 月 15 日 | 50.00 | 0.00 |
シナリオ 3
支払を入力し、請求を選択します。一部の支払金額は、適用対象のままです。
[売掛即時支払配賦] フォームで、100 ドルの支払を入力し、保存します。次に、60 ドルの請求を選択し、[ ] をクリックします。60 ドルの請求および 40 ドルの未決信用状として、2 つの支払配賦が作成されます。選択した請求書と未決信用状の両方がグリッドに表示されます。
顧客 | 区分 | 在庫 | サイト | オーダ | デリバリオーダ | 小切手/参照 | 請求日 | 納期 | 適用金額 | 値引 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | C | オープン | 1 | 6 月 15 日 | 6 月 15 日 | 40.00 | 0.00 | |||
1 | I | 102 | 01 | C00001 | 5 月 15 日 | 6 月 15 日 | 60.00 | 0.00 |
シナリオ 4
0 ドルの支払を入力し、請求および未決信用状を選択します。
顧客 | 区分 | 請求書 | サイト | オーダ | デリバリオーダ | 参照 | 請求日 | 納期 | 適用金額 | 値引 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | C | オープン | 1 | C000001 | 2015 年 6 月 15 日 | 2015 年 6 月 15 日 | 50.00 | 0.00 | ||
1 | I | 101 | 1 | C000001 | 2015 年 5 月 15 日 | 2015 年 6 月 15 日 | 50.00 | 0.00 |
[
] をクリックすると、未決信用状が自動的に適用されます。これで、[売掛トランザクション] テーブル (artran) に請求番号 101 が表示されます。未決信用状の元の売掛トランザクションレコードの売掛勘定科目は 11000 です。パラメタ内の売掛勘定科目は 11000 です。作成される仕訳記帳は、以下のとおりです。仕訳帳シーケンス | 日付/勘定科目説明 | 勘定科目 | 金額 | 参照/通貨 | 為替レート |
---|---|---|---|---|---|
29 * | 2015 年 6 月 15 日 | 11000 | 50.00 | ARPR | 1 |
売掛 | 50.00 | USD | 1.000 | ||
30 * | 2015 年 6 月 15 日 | 11000 | 50.00 | ARPR | 1 |
売掛 | 50.00 | USD | 1.000 |
シナリオ 5
50 ドルの支払を入力し、複数の請求書、未決支払、および未決信用状を選択します。2 つの請求書、50 ドルの請求 101 (納期 2002 年 6 月 15 日) と 150 (納期 2002 年 7 月 15 日) で、未決信用状の納期は 2002 年 6 月 15 日です。支払は 50 ドルで、納期は 2002 年 7 月 20 日です。
[
] をクリックすると、50 ドルの未決信用状が、請求 101 に適用され、転記されます。売掛転記済トランザクションには、請求番号 101 の信用状が表示されます。50 ドルの新規支払が請求 150 に適用され、支払配賦が作成されます。グリッドには、以下の情報が表示されます。
顧客 | 区分 | 在庫 | サイト | オーダ | デリバリオーダ | 小切手/参照 | 請求日 | 納期 | 適用金額 | 値引 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | I | 150 | 1 | C000007 | 6 月 15 日 | 7 月 15 日 | 50.00 | 0.00 |
シナリオ 6
支払を入力し、[財務費用] トランザクションを選択します。
財務費用が転記済トランザクションに存在します。1 つ目は納期が 2002 年 5 月 15 日の 20 ドル、2 つ目は納期が 2002 年 6 月 15 日の 20 ドル、そして 3 つ目は納期が 2002 年 7 月 15 日 の 20 ドルです。
40 ドルの支払を入力します。財務費用は、グリッド内で以下のように表示されます。
顧客 | 区分 | 在庫 | サイト | オーダ | デリバリオーダ | 小切手/参照 | 請求日 | 納期 | 適用金額 | 値引 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | F | 決算 | 01 | 5 月 15 日 | 5 月 15 日 | 50.00 | 0.00 |
(グリッド内の) [適用金額] を 40.00 ドルに更新する必要があります。[ ] をクリックすると、財務費用に対して配賦が作成されます。この金額は、支払の転記時に最も古い財務費用に自動的に適用されます。
シナリオ 7
未決支払および未決信用状の再配賦
1000 ドルに対して、再配賦する未決支払および未決信用状を入力します。グリッドには、1000 ドルに選択されている請求が表示されます。[
] をクリックすると、支払配賦が作成されます。未決信用状の元の売掛トランザクション (artran) レコードの売掛勘定科目は 11000 で、未決支払の元のレコードの売掛勘定科目は 26000 (預金勘定) です。未決信用状の仕訳記帳は、上記のシナリオ 4 と同じです。未決支払の適用時に、納期内に支払配賦が実行されます。したがって、[値引] カラムに 50 ドルの値引が自動的に作成されます。支払が転記されると、未決支払のエントリは以下のようになります。
仕訳帳シーケンス | 日付/勘定科目説明 | 勘定科目 | 金額 | 参照/通貨 | 顧客/為替レート |
---|---|---|---|---|---|
55 * | 01/18/15 | 26000 | 1,000.00 | ARPR | 656 |
売掛預金 | 1,000.00 | USD | 1.000 | ||
56 * | 01/18/15 | 40450 | 50.00 | ARPR | 656 |
販売値引 | 50.00 | USD | 1.000 | ||
57 * | 01/18/15 | 11000 | 1,050.00 | ARPR | 656 |
売掛 | 1,050.00 | USD | 1.000 |
シナリオ 8
未決支払を別サイトからの請求に再配賦します。
請求書はサイト 2 から選択されます。未決支払がサイト 1 に入力され、サイト 1 に適用されます。[はい] を選択すると、[サイト 2] の仕訳記帳によりこの金額が [売掛] から現金に移動します。サイト 1 では、この金額が預金勘定から現金に移動されます。以下のエントリが表示されます。
] をクリックすると、現金の移動を確認するメッセージが表示されます。[サイト 2:
仕訳帳シーケンス | 日付/勘定科目説明 | 勘定科目 | 金額 | 参照/通貨 | 顧客/為替レート |
---|---|---|---|---|---|
32 * | 2015 年 1 月 17 日 | 11000 | 100.00 | ARPR | 25 |
売掛 | 100.00 | USD | 1.000 | ||
33 * | 2015 年 1 月 17 日 | 10000 | 100.00 | ARPR | 25 |
現金 | 100.00 | USD | 1.000 |
サイト 1:
仕訳帳シーケンス | 日付/勘定科目説明 | 勘定科目 | 金額 | 参照/通貨 | 顧客/為替レート |
---|---|---|---|---|---|
43 * | 2015 年 1 月 17 日 | 26000 | 100.00 | ARPR | 25 |
売掛預金 | 100.00 | USD | 1.000 | ||
44 * | 2015 年 1 月 17 日 | 10000 | 100.00 | ARPR | 25 |
現金 | 100.00 | USD | 1.000 |
現金の移動を選択しない場合、[現金] ではなく、[売掛サイト間負債] 勘定および[資産] 勘定が使用されます。エントリは以下のとおりです。
サイト 2:
仕訳帳シーケンス | 日付/勘定科目説明 | 勘定科目 | 金額 | 参照/通貨 | 顧客/為替レート |
---|---|---|---|---|---|
35 * | 2015 年 1 月 17 日 | 11000 | 100.00 | ARPR | 23 |
売掛 | 100.00 | USD | 1.000 | ||
36 * | 2015 年 1 月 17 日 | 49020 | 100.00 | ARPR | 23 |
売掛サイト間資産 | 100.00 | USD | 1.000 |
サイト 1
仕訳帳シーケンス | 日付/勘定科目説明 | 勘定科目 | 金額 | 参照/通貨 | 顧客/為替レート |
---|---|---|---|---|---|
47 * | 2015 年 1 月 17 日 | 26000 | 100.00 | ARPR | 23 |
売掛預金 | 100.00 | USD | 1.000 | ||
48 * | 2015 年 1 月 17 日 | 49000 | 100.00 | ARPR | 23 |
売掛サイト間負債 | 100.00 | USD | 1.000 |
シナリオ 9
異なる為替レートで未決支払を請求に再配賦します。為替レート 1.60 の請求に、為替レート 1.55 の 310 カナダドル (CND) の未決支払を配賦します。[
] ボタンを選択すると、仕訳帳内に以下のエントリーが生成されます。仕訳帳シーケンス | 日付/勘定科目説明 | 勘定科目 | 金額 | 参照/通貨 | 顧客/為替レート |
---|---|---|---|---|---|
66 * | 2015 年 1 月 14 日 | 26000 | 200.00 | ARPR | 5651 |
売掛預金 | 310.00 | 米ドル | 1.550 | ||
67 * | 3000 | 40200 | 7.03 | ARX | |
通貨益 | 10.90 | CND | 1.550 | ||
68 * | 2015 年 1 月 14 日 | 11000 | 7.03 | ARX | |
売掛 | 10.90 | CND | 1.550 | ||
69 * | 2015 年 1 月 14 日 | 11000 | 200.00 | ARPR | 5651 |
売掛 | 310.00 | CND | 1.550 |
シナリオ 10
95 ドルの支払を入力します。また、[売掛支払配賦] に 5.00 ドルの売掛外現金配賦を入力します。 [売掛即時支払配賦] フォームにアクセスすると、以下のトランザクションが表示されます。
顧客 | 区分 | 在庫 | サイト | オーダ | デリバリオーダ | 小切手/参照 | 請求日 | 納期 | 適用金額 | 値引 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | F | 決算 | 01 | C000007 | -1 | 5 月 15 日 | 5 | 100.00 | 0.00 | |
売掛なし | 売掛なし | 01 | 5 月 15 日 | 5.00 | ||||||
未決信用状 | オープン | 1 | -1 | 5 月 15 日 | 20.00 | 0.00 | ||||
1 | I | 100 | 1 | 5 月 15 日 | 6 月 15 日 | 10.00 | 0.00 |
[ [売掛転記済トランザクション] フォームに表示されます。
] をクリックすると、20 ドルの未決信用状が財務費用に配賦されます。この未決信用状は自動的に転記され、次に、95.00 ドルの支払が配賦されます。さらに、80 ドルの財務費用、5.00 ドルの売掛外現金、および 10.00 ドルの請求に対する配賦が作成されます。売掛外現金は、既に配賦内に存在します。