売掛財務費用の計算
[財務費用] チェックボックスが
[顧客]
フォームでオンにされている各顧客について、システムでは、全ての未決請求書、借方、貸方、財務費用、および支払を参照します。
請求書または借方を検出すると、以下の計算が実行されます。
TA * APR/365 * (BD - (LFCD or TDD)) = CFC
意味は以下のとおりです。
- CFC = 計算済み財務費用
- TA = トランザクション金額
- APR = 年次値引き率 (売掛パラメタ フォームから)
- 365 = 年間日数
- BD = 基準日 (最初に選択する費用生成)
- LFCD = 最新決済日 (顧客フォームから)
- TDD = トランザクション納期
[最新決済日] が [トランザクション納期] を超える場合、[最新決済日] が使用されます。超えない場合、[納期] が使用されます。計算値の金額は、プラスの財務費用です。トランザクションが貸方または支払の場合、システムではトランザクションを同じ様に計算します。ただし、金額はマイナスの財務費用です。
トランザクションが、財務費用 トランザクションである場合、システムでは、[複合費用] チェックボックスが [売掛パラメタ] フォームでオンになっていると、この金額のみで財務費用を計算します。この場合、システムは、請求書および借方と同様に金額を計算します。
システムは、全ての財務費用金額を計算すると、これらを合計して、顧客の最終財務費用金額に移ります。
マルチサイト売掛財務費用の計算
財務費用処理はサイト間で実行されますが、会計グループから実行すると分割されないので、全ての費用がどのものなのか分かりません。財務費用を生成するサイトは、財務費用トランザクションのあるサイトだけです。以下の例を参照してください。
これら 3 つの例の場合、財務費用収集を「集中」または「分散」させるか決める必要があります。システムは、分散財務費用の生成と転記を自動で行います。財務費用をいずれか 1 つのサイトのみで収集する場合、全てのサイトに存在する全顧客にその 1 つのサイトの顧客を定義する必要があります(例 3 参照)。収集が行われたら、財務費用の生成および転記は、収集サイト以外のサイトで実行しないでください。