NACHA IAT ファイル出力書式

NACHA IAT レコードは、支払を（米国から）外国に送信するときに使用されます。

ファイルヘッダレコード

このレコードは、会社名と会社番号を含みます。また、ファイル中のエントリを直接出力する先も指定します。


フィールドの説明	位置	長さ	書式	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1		値は 1 です。これは、ファイルヘッダレコードを識別します。
優先度コード	2	2		値は 01 です。値が小さいほど、処理の優先度が高くなります。現在、01 だけが使用されています。
送付先 ID	4	10	左にゼロを埋める	`bank_hdr_bank_file_fmt_mst.ach_dest_id` - 銀行の移動作業番号です。優先度コードと出力先 ID の間にはスペースが挿入されます。
企業 ID	14	10	左揃え	`bank_hdr_bank_file_fmt_mst.ach_co_id` - 会社番号IRS 国税 ID 番号の使用を推奨します。企業 ID は、ゼロが先頭について出力に表示されます。
作成日	24	6	YYMMDD	dbo.getsitedate - 入力ファイルを作成した日付。
作成時刻	30	4	HHMM	dbo.getsitedate - 入力ファイルを作成した時間。
ファイル ID	34	1	大文字 A ～ Z、数字 0 ～ 9	最初の値は A となります。これは、複数の入力ファイルを区別するコードです。複数のファイルが配信される場合、異なるファイル ID を取る必要があります。
レコードサイズ	35	3		値は 094 - 1 レコードあたりのバイト数。
ブロック係数	38	2		値は 10 です。
書式コード	40	1		値は 1 です。
振込先名称	41	23	左揃え	`bank_hdr_mst.name` - 銀行名書式フィールドは 60 文字ですが、ここでは 23 文字に省略されます。
企業名	64	23	左揃え	`parms_mst.company` - 会社名書式フィールドは 60 文字ですが、ここでは 23 文字に省略されます。
返品				vbNewLine または vbCLf

注: ファイルヘッダの会社名とバッチヘッダのレコードコードの間にはスペースが挿入されます。

バッチヘッダレコード IAT

このレコードには、預金が決済された日付である、有効登録（トランザクション）日が含まれます。また、このレコードは、会社を識別し、該当するバッチ内の借方および貸方のエントリ説明も含みます。


フィールドの説明	位置	長さ	書式	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1		値は 5 です。これは、バッチヘッダレコードを識別します。会社名とバッチヘッダの記録区分の間にはスペースが挿入されます。
サービスクラスコード	2	3		これの値は、バッチ内のエントリ区分を識別します。「200」は、バッチ内のエントリ区分を借方/貸方ミックスとして識別します。「220」は、このバッチ内に貸方のみが含まれていることを示します。「225」は、このバッチ内に借方のみが含まれていることを示します。
企業名	5	16	空白	`parms_mst.company` - 書式フィールドは 60 文字ですが、ここでは 16 文字に省略されます。
外国為替指標	21	2		値は FF です。このコードを使用して送信されるエントリには外国為替換算がありません。
外国為替参照指標	23	1		値は 3 です。トランザクションは外国為替を使用しません。
外国為替参照	24		スペース詰め
ISO 出荷先国コード	39	2		`vendaddr_mst.country`ISO 国コードを使用します。
送金者 ID	41	10	左にゼロを埋める	当人がバッチの設計者でない場合、このフィールドには、[設計者名] フィールドに指定された設計者の IRS 納税者 ID 番号（TIN）を入力する必要があります。NACHA 規定では、TIN の接頭辞として英数字が使用できるかどうかは示されていません。NACHA では、別の当事者に代わって IAT トランザクションを開始する第三者送信者は、第三者送信者の TIN にこのフィールドを使用することを推奨しています。
エントリクラス	51	3	英字	値は IAT です。
エントリの説明	54	10	左揃え、英数字	値は「支払証書」です。これは、受取側の銀行計算書に印刷されるトランザクションの説明です。
ISO オリジナル通貨コード	64	3		USD
ISO 移動先通貨コード	67	3		USD
日付	70	6	MMDDYY	dbo.getsitedate
決済日付	76		未入力	空白のままにします。
送信元状況コード	79	1		値は 1 です。これは、ACH のルールに拘束される預金金融機関として銀行を識別します。トランザクション日付と設計者状況の間にはスペースが 3 つ挿入されます。
元 ID	80	8	左にゼロを埋める	`bank_hdr_bank_file_fmt_mst.ach_orig_id` - 送信元金融機関の移動作業番号
バッチ順序番号	88	7	左にゼロを埋める	最初の値は 1 です。番号は順にバッチ処理されます。
返品				vbNewLine または vbCLf

IAT 詳細レコード

このレコードには、受取側の名前、勘定科目、支払金額など、勘定に預金を転記するときに必要な情報が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	書式	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1		値は 6 です。これは、詳細登録レコードを識別します。
トランコード	2	2	数値	受取側金融機関で、当座預金口座に指定された預金として勘定区分を識別します。DerDomAmtApplied が正の場合、値は 22 または 32。それ以外の場合は、購入先勘定科目が当座預金または普通預金かによって 27 または 37 です。
詳細移動	4	8	左にゼロを埋める	vendor_mst.transit - 受取側金融機関の移動作業番号。
チェック数字	12	1	数値	SyteLine により計算される、受取側金融機関の移動作業番号の 9 桁目。
補遺レコード数	13	4		7.この数は、各登録詳細レコードに関連付けられた補遺レコードの数を表します。
フィラー	17	13	空白
金額	30	10	左にゼロを埋める（小数点なし）	DerDomAmtApplied * 100 - 小数点 2 桁までを含む、ドル単位のトラン金額
口座番号	40	35	左揃え	vendor_mst.account - 受取側の銀行口座番号。
フィラー	75	2	空白
フィラー	77	1	空白
フィラー	78	1	空白
補遺	79	1	数値	値は 1 -このトランザクションに補遺レコードが存在しないことを示します。
トレース番号				`vendor_mst.transit` + #最初の 8 桁は、購入先移動番号で、最後の 7 桁は、詳細レコードごとに 1 ずつ増分する必要があります。
詳細補遺レコード指標				vbNewLine または vbCLf

注: オプションの登録詳細補遺レコードは、SyteLine 買掛 EFT ファイルには含まれていません。各詳細レコードの間には、改行 (キャリッジリターン文字) が挿入されます。

先頭の IAT 補遺レコード

このレコードには補遺が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	書式	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1		値は 7 です。
補遺コード	2	2		値は 10 です。
トランコード	4	3		値は BUS です。
外貨支払金額	7	18	数字。左にゼロを埋める	DerDomAmtApplied * 100 小数点なし
外貨追跡番号	25	22	スペース詰め	未入力
受取企業名	47	35		`vendaddr_mst.name`
予約	82	6	スペース詰め
入力詳細	88	7	左にゼロを埋める	この番号は、トレース番号の最後の 7 桁と同じです。
返品				vbNewLine または vbCLf

2 番目の IAT 補遺レコード

このレコードには補遺が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1	値は 7 です。
補遺コード	2	2	値は 11 です。
設計者名	4	35	`parms_mst.company` フィールドは 60 文字ですが、35 文字に省略されます。
住所	39	35	`parms_mst.addr##1` これは設計者の実際の住所です。私書箱は使用できません。
予約	74	14
EntryDetailSeqNumber	88	7
返品			vbNewLine または vbCLf

3 番目の IAT 補遺レコード

このレコードには補遺が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1	値は 7 です。
補遺コード	2	2	値は 12 です。
設計者の市および州	4	35	`parms_mst.city + * + parms_mst.state + \` 設計者の市区町村および都道府県市と州/郡の間にアスタリスクを使用します。終了記号としてバックスラッシュを使用します。
設計者の国および郵便番号	39	35	`parms_mst.country + * + parms_mst.zip + \` 設計者の国および郵便番号国と郵便番号の間にアスタリスクを使用します。終了記号としてバックスラッシュを使用します。
予約	74	14
EntryDetailSeqNumber	88	7
返品			vbNewLine または vbCLf

4 番目の IAT 補遺レコード

このレコードには補遺が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1	値は 7 です。
補遺コード	2	2	値は 13 です。
当初の銀行名	4	35	`bank_hdr_mst.name`
	39	2
当初の銀行 ID	41	34	`bank_hdr_bank_file_fmt_mst.ach_orig_id`
当初の支店国コード	75	3	`parms_mst.country`
予約	78	10	未入力
EntryDetailSeqNumber	88	7
返品			vbNewLine または vbCLf

5 番目の IAT 補遺レコード

このレコードには補遺が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1	値は 7 です。
補遺コード	2	2	値は 14 です。
受取銀行名	4	35	`vendor_mst.bank_name`
受取番号修飾子	39	2	`vendor.transit_reference` 受取支店国コードに US を指定する場合、これは 01 にデフォルト設定されます。
受取銀行作業番号	41	34	`vendor_mst.transit`
受取支店国コード	75	3	`vendaddr_mst.country`
予約	78	10	未入力
EntryDetailSeqNumber	88	7
返品			vbNewLine または vbCLf

6 番目の IAT 補遺レコード

このレコードには補遺が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	書式	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1		値は 7 です。
補遺コード	2	2		値は 15 です。
受取側の ID 番号	4	15		`vendor_mst.vend_num`
受取側の住所	19	35		`vendaddr_mst.addr##1(vadRAddr_1 または VadAddr_1)`
予約	54	34	スペース全数済
EntryDetailSeqNumber	88	7
返品				vbNewLine または vbCLf

7 番目の IAT 補遺レコード

このレコードには補遺が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1	値は 7 です。
補遺コード	2	2	値は 16 です。
受取側の市および州	4	35	`vendaddr_mst.city + * + vendaddr_mst.state + \` 受取側の市区町村および都道府県市と州/郡の間にアスタリスクを使用します。終了記号としてバックスラッシュを使用します。
受取側の国および郵便番号	39	35	`vendaddr_mst.country + * + vendaddr_mst.zip + \` 受取側の国および郵便番号国と郵便番号の間にアスタリスクを使用します。終了記号としてバックスラッシュを使用します。
予約	74	14
EntryDetailSeqNumber	88	7
返品			vbNewLine または vbCLf

バッチ管理レコード

このレコードは、各バッチの最後に表示されます。各バッチの合計が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	書式	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1		値は 8 です。これは、バッチ管理記録合計を識別します。
サービスクラス	2	3	数値	これの値は、バッチ内のエントリ区分を識別します。「200」は、バッチ内のエントリ区分を借方/貸方ミックスとして識別します。「220」は、このバッチ内に貸方のみが含まれていることを示します。「225」は、このバッチ内に借方のみが含まれていることを示します。
エントリ数	5	6	数字。左にゼロを埋める	バッチ内で処理される詳細レコードの合計数。
エントリハッシュ	11	10	数値	値は SyteLine によって計算されます。
借方金額合計	21	12	数字。左にゼロを埋める	各支払の全てのマイナス DerDomAmtApplied の合計 *100
貸方金額合計	33	12	数字。左にゼロを埋める	各支払の全てのプラス DerDomAmtApplied の合計 *100。これは、バッチ内の貸方エントリのドル単位による合計です。
企業 ID	45	10		`bank_hdr_bank_file_fmt_mst.ach_co_id` - これは、バッチヘッダで使用される企業 ID と一致する必要があります。企業 ID は、ゼロが先頭について出力に表示されます。
フィラー	55	25	空白	未使用
元 ID	80	8	数字。左にゼロを埋める	`bank_hdr_bank_file_fmt_mst.ach_orig_id` - これは、送信元銀行の作業番号であることが必要です。
順序	88	7	数字。左にゼロを埋める	最初の値は 1 です。これは、管理レコードに関連付けられたバッチの番号を示します。
返品				vbNewLine または vbCLf

ファイル管理レコード

このレコードは、提出されたデータの最終チェックを行います。このレコードには、ブロックおよびバッチ数と、各エントリ区分の合計が含まれます。


フィールドの説明	位置	長さ	書式	フィールドまたは注記
記録タイプコード	1	1		値は 9 です。これは、ファイル制御レコードを識別します。
バッチカウント	2	6	数字。左にゼロを埋める	最初の値は 1 です。これは、ファイル内のバッチヘッダレコードの合計数です。
ブロック数	8	6	数字。左にゼロを埋める	システムは、詳細レコードの数および全ヘッダと管理レコードを計算し、10 で割ってブロック数を取得します。余りがある場合はブロックカウントに 1 が追加されます。
エントリ数	14	8	数字。左にゼロを埋める	これは、ファイル内の詳細レコードと補遺レコードの合計数です。
エントリハッシュ	22	10	数字。左にゼロを埋める	値は SyteLine によって計算されます。
借方合計	32	12	数字。左にゼロを埋める	各支払のマイナス DerDomAmtApplied の合計 *100。ファイル内の借方エントリのドル単位による合計です。
貸方合計	44	12	数字。左にゼロを埋める	各支払のプラス DerDomAmtApplied の合計 * 100。これは、ファイル内の貸方エントリのドル単位による合計です。
予約	56	39	空白	この予約フィールドは未入力のままにします。
返品				vbNewLine または vbCLf