電子資金移動 (EFT) 支払の設定

電子資金移動 (EFT) とは、企業の銀行口座からその購入先や従業員に資金を自動的に移動させる一般的な方法のことです。SyteLine では、第三者の EFT 送信システムに提出するためのさまざまな出力ファイル書式がサポートされています。

注: EFT 書式が ALLEFT に設定されている EFT 支払区分の購入先/従業員支払用の小切手番号は、7 桁に制限されていることにご注意ください。小切手番号は [買掛支払] フォームで手動で設定できます。
  1. [勘定科目] フォームで、自動買掛支払に使用する任意の新しい一般会計およびユニットコードを設定します。
  2. [一般パラメタ] フォームで、会社の [銀行監督局パーティ ID] を必要とする国でビジネスを行う場合に、その ID を指定します。
  3. [国] フォームで、ISO 国コードに対応する国コードを事前に設定しておく必要があります。電子銀行取引データを送信する各国について、このフォームで [銀行トランジット番号マスク] を設定する必要もあります。マスクフォーマットの例については、このフィールドのヘルプを参照してください。
  4. [銀行勘定調整] フォームで、EFT トランザクションに使用する銀行に関する情報を指定します。これには、会社の銀行ならびに購入先および従業員の銀行が含まれます。
    • 銀行コードを作成し、会社が口座を持っている銀行を説明する適切な情報を指定します。これには、会社の IBAN 番号と銀行の取り扱い通貨、会社の BIC 番号や銀行監督局パーティ ID を必要に応じて含めることができます。

      会社では、さまざまな地域の購入先や従業員または様々な通貨の対応を容易にするために、異なる地域や異なる通貨で口座を持っている場合があります。

    • 銀行コードを作成し、購入先や従業員が口座を持っている各銀行を説明する情報を指定します。各銀行が扱う通貨を指定します。

      購入先の銀行については、IBAN 番号、BIC 番号、銀行監督局パーティ ID を必要に応じて含めた適切な EFT 情報も指定します。

    • 購入先が銀行取引で光学文字認識 (OCR) 番号を使用している場合、OCR 参照管理フィールドで適切な設定を選択します。
  5. [銀行所在地] フォームで、少なくとも各銀行の銀行番号および銀行の支店コードを指定します。
  6. [買掛 EFT 転記] フォームで、フォーマットを指定します。
  7. EFT パラメタをこの情報に設定するには、 [銀行ファイル書式] および [銀行コード銀行ファイル書式] フォームを使用します。
    • EFT 書式:ALLEFT、BBMEFT、ABAFILE、NACHA、PPD、CCD、SEPA、CPA、CNAB、または ZENGIN File (JBA)。
    • EFT トランザクションで使用する銀行コード
    • EFT 出力ファイルが保存される論理フォルダ
    • ユーザ名とユーザ番号(ABAFILE 書式の場合にのみ必要)
    • 出力先 ID および元 ID (NACHA 書式および CPA 書式の場合にのみ必要)
    • 企業 ID (NACHA 書式の場合にのみ必要)
    • デフォルト口座への使用の有無これは CPA 書式にのみ必要。
    • 登録番号(CNAB 書式の場合にのみ必要)。

    EFT 処理が開始すると、このタブには、EFT ファイルが最後に作成された日付、およびそのファイルの名前(番号)が表示されます。

  8. EFT パラメタの右側の [送金通知] 領域では、EFT トランザクションの転記後に送金通知を印刷するかどうかを示します。
  9. [購入先] または [マルチサイト購入先] の各フォームで、個々の購入先の EFT 情報を設定します。

    この情報には、自動支払に使用する会社の銀行口座の [銀行コード] が含まれます。またお客様の銀行口座から支払を受け取る購入先の銀行口座を説明する [支払区分] および [購入先の銀行] コードも含まれます。

    購入先のデフォルト支払区分が EFT である場合、ご使用の EFT 書式に従ってこの情報を指定します。

    • ABAFILE の場合 - 銀行口座、銀行の EFT (ソート)番号、および口座名を指定します。
    • ALLEFT および BBMEFT の場合 - 銀行口座と銀行の EFT (ソート)番号を指定します。
    • CNAB の場合 - 移動参照、EFT (ソート)番号、および口座名を指定します。
    • CPA の場合 - 銀行口座番号、移動参照、EFT (ソート)番号、および口座名を指定します。
    • NACHA、PPD、NACHA CCD の場合 - 銀行名、移動番号、移動参照、および口座番号を入力します。
    • SEPA の場合、国際銀行口座番号(IBAN コード)を指定します。

    これが所要量となる国の購入先には、銀行監督局パーティ ID を指定します。

    購入先に対して [送金先購入先] が設定されている場合、EFT 情報も [送金先購入先] に対して設定する必要があります。

  10. [従業員] フォームの「直接振込」セクションで、自動支払を受け取ることができる従業員に該当する銀行情報を指定します。提供する必要がある情報は、銀行監督局の要件により異なります。

転記の手順については、 「電子資金移動トランザクションの転記」 を参照してください。