ジョブ猶予期間

ジョブ間、またはシフトの開始および終了時に認める猶予期間(分単位)を示す値を入力します。

[ジョブ猶予期間] は、( [従業員] フォームにおける間接コードに基づき)間接トランザクションがデータコレクションで自動的に作成される時刻を決定します。あるジョブの終了時間と次のジョブの開始時間の間に時間的ギャップがあり、そのギャップがここで指定する猶予期間を超えた場合にのみ、システムはその時間差に対応する間接トランザクションを作成します。

例えば、[ジョブ猶予期間] フィールドが 15 に設定されています。従業員がジョブ J1 について 10:00 にトランザクション終了をスキャンします。この従業員がジョブ J2 のトランザクション開始を 10:10 に入力した場合、システムは開始時刻を 10:00 に調整します(10 分は 15 分の猶予期間よりも短いため)。ただし、 ジョブ J2 に対する実行開始が 10:20 まで入力されなかった場合には、20 分間の間接トランザクションがシステムによって作成されます。この期間は労賃支払の対象となりますが、支払請求の対象となる特定の製造作業はありません。

猶予期間はまた、退出勤時間を基準に、当日における最初と最後のトランザクションにも適用されます。

例えば、[ジョブ猶予期間] フィールドが 15 に設定されています。従業員は、 5:00 に退社します。従業員の最後のトランザクション終了が 4:50 の場合、システムは、そのトランザクションの終了時刻を調整して 5:00 にします。ただし、 従業員の最後のトランザクションが 4:40 の場合は、20 分間の間接トランザクションがシステムによって作成されます。この期間は労賃支払の対象となりますが、支払請求の対象となる特定の製造作業はありません。

注:  [ジョブ猶予期間] はエラー処理からの転記時に影響します。トランザクションは、現在の時刻がそのトランザクションの終了時間と [ジョブ猶予期間] の合計を超えるまで転記されません。たとえば、[ジョブ猶予期間] が 15 で、トランザクションの終了時間が 10:10 の場合、トランザクションは 10:25 に転記されます。