製造労務自動記録

[データコレクションパラメタ] フォームの [一般] タブでこのフィールドを選択すると、データコレクションテーブルの作業トランザクション、ワークセンタ作業トランザクション、およびワークセンタ機械時間トランザクションが自動的に検証され、有効なトランザクションがデータベースに「未転記」または「保留」状況として転記されます。エラー処理の際、「エラー」状況としてフラグされたトランザクションのみが処理されます。有効なトランザクションは、次の監視周期まで格納ファイルに残されます。

データコレクションテーブルからデータを転記するようになり十分に使いこなせる自信がつくまで( 3 ~ 6 ヶ月程度)、[製造労務自動記録]のオプションを選択しないでおくことを推奨します。これは、システムによって作成される間接的なトランザクションが、特定の状況下では正しくないトランザクションとなる可能性があるためです。

注:  このフィールドを選択すると、自動記録が有効になります。[バックグラウンド] タブで、[自動記録] のバックグラウンド処理を設定および開始するには、このフィールドの隣にある [バックグラウンド] ボタンもクリックする必要があります。

このフィールドを選択しない場合、 [ジョブ受入エラー処理] フォームでトランザクションを手動で転記するまで、トランザクションは転記されません。

バックグラウンドタスクの設定後にこのフィールドをクリアするには、最初に [実行中のバックグラウンドタスク] フォームにある相応のタスクを削除する必要があります。

詳細については、「データコレクショントランザクションの転記と確認」を参照してください。

例:従業員が次のシフトまで退社しなかった場合、前日における最終トランザクションの開始時間を用いて間接トラザクションが作成されます。その結果、この従業員は 1 日に 15 時間働いたことになります。これはシステム上では有効なトランザクションですが、正確な労働時間ではありません。