データコレクションで入力される機械トランザクションの例
[データコレクション] に入力される機械トランザクションは、作業に応じて按分されるトランザクション、または作業とは無関係な機械トランザクションのいずれかです。このトピックでは 2 種類の機械トランザクションを取り扱います。
例 1: 作業とは無関係な機械トランザクション
実行する作業に資源 Mach1 が必要であるとします。その作業には 20 機械時間を要し、その時間内に 100 個を完成させます。トランザクションを以下のように入力します。
トランザクション区分 | 時間合計 | 完了 |
---|---|---|
完了 | 20 | 100 |
完了数量の重複製造を避ける方法を社内で確立してください。
機械トランザクションがシステムに転記されると、そのトランザクションを特定の機械、または特定の機械段取あるいは実行トランザクションに遡ってトレースすることはできません。
例 2: 作業に応じて按分される機械トランザクション
特定の作業について機械時間と作業時間の両方をレポートする場合、その作業に対する完了数量は 1 回しかレポートできません。そうしないと、システムはそれら 2 つのトランザクションを別々に取り扱ってしまうため、完了数量が倍になってしまいます。
資源 Mach2 の使用を必要とするジョブ作業があるとします。その作業には 20 機械時間を要し、その時間内に 100 個を完成させます。その作業には、10 時間に及ぶ作業時間も必要になります。2 つのトランザクションを以下のように入力します。
トランザクション区分 | 時間合計 | 完了 |
---|---|---|
完了 | 20 | 100 |
R | 10 | 0 |