エラー処理フォームについて

データコレクショントランザクションは、転記されるまで、データコレクションテーブルで保存されます。データコレクションのソリューションは、トランザクションを SyteLine のデータベーステーブルへとロードします。

次のさまざまな種類のトランザクションに、エラー処理フォームを使用できます。

  • トランザクションの確認
  • 既存トランザクションの更新
  • 既存トランザクションの削除
  • 既存トランザクションの閲覧
  • トランザクションを SyteLine データベースへ手動で転記する。

転記前のデータ確認

トランザクションがエラー処理フォームで更新されるつど、初めて入力されたデータと同様に対話形式で確認されます。データを更新/保存するためには、そのデータにエラーがあってはなりません。

SyteLine データベースに転記する前に、全てのトランザクションを確認する必要があります。転記処理の一端として、正確さを期すためにデータの再確認が行われます。ただし、問題となる要素が 1 つあります。データコレクショントランザクションは全て、手作業またはバッチ処理による転記が可能であるため、転記処理中に行われる確認は対話方式で実行することができません。その代わり、確認中にエラーが発見された場合には、そのトランザクションに対してエラー番号が割り当てられ、トランザクションの転記が停止します。ただし、処理自体は継続します。トランザクションを SyteLine へ転記する前に修正する必要があり ます。トランザクションが更新されると、状況が「エラー」から「保留」に変わります。

エラーになったトランザクションの全てまたはほとんどの修正後、 [データコレクショントランザクション確認] ユーティリティを実行し、修正したトランザクションの区分を選択します。このユーティリティは、データが初めて入力された場合と同じ対話式の確認を実行します。このユーティリティは、特定区分のトランザクションに関して手動で実行したり、一定の時刻に実行されるようにスケジュールできます。

トランザクションは、確認後に転記できます。

自動転記

エラー処理フォームの大半には、それぞれ関連付けられている [自動転記] フィールドが [データコレクションパラメタ] フォームにあり、 SyteLine がトランザクションを自動的に転記するか決定します。このフィールドの選択如何に関わらず、「エラー」状況にあるトランザクションは全て修正しなければなりません。エラーのトランザクションを修正すると、そのトランザクションの状況は 「保留」 に変わります。この時点で、「保留」 トランザクションを SyteLine に転記できるようになり ます。

受注オーダ出荷エラー処理フォーム

このフォームを使用して、EDI もしくはデータコレクションテーブルから受注オーダ出荷トランザクションを修正し、それらを SyteLine へ転記します。以下のフィールドで、出荷トランザクションの自動転記の有無を決定できます。

  • [データコレクションパラメタ] フォームの [出荷自動転記] オプション
  • [EDI 顧客プロファイル] フォームの [自動転記] オプション

[自動転記] フィールドの選択如何に関わらず、「エラー」状況にあるトランザクションは全て修正しなければなりません。( [EDI トランザクションロードルーチン] によってインポートされたトランザクションからエラーがあった場合、詳細はそのフォームのヘルプを参照してください。)

エラーのトランザクションを修正すると、そのトランザクションの状況は 「保留」 に変わります。この時点で、「保留」 トランザクションを SyteLine に転記できるようになり ます。

転記中には、保留トランザクションごとに、以下のレコードが作成または更新されます。

  • 資材トランザクション
  • 受注明細品目(調整)
  • 品目(調整)