データコレクショントランザクションの転記と確認

データコレクションソリューションは、トランザクションデータを SyteLine のデータコレクションテーブルにアップロードします。 [データコレクションパラメタ] フォームで設定したオプションにより、データが自動で SyteLine のデータベースへ転記されるか、あるいは、トランザクションを手動で検証し、適切なエラー処理フォームを通じて転記するまで、エラー処理テーブルに留められるかのどちらかになります。

副製品製造とのジョブをデータコレクションテーブルに含めることができます。副産物はデータコレクションソリューションに対応していません。

データコレクショントランザクションを転記、検証するには、次の手順を使用します。

  1. [データコレクション]パラメタフォームの [一般] タブから、次の設定を含めて、データコレクションオプションを設定します。
    • 各データコレクショントランザクション区分に、トランザクションが自動的に転記される必要があるかどうかを指定します。トランザクションが転記される前にトランザクションを参照する場合、このオプションを選択しないでください。
    • ジョブの残業、倍額残業、および猶予期間の追跡方法。
  2. [データコレクション]パラメタ フォームの [バックグラウンド] タブから、選択した各 [自動転記] オプションの [バックグラウンドキュー] をクリックします。ユーザのシフトコードに一致するようにバックグラウンドタスクの周期と開始/終了時間を設定します。

    5 分間隔で、周期を [日次] に設定します。開始時間を最初のシフトの開始の 30 分前、終了時間を最後のシフトの終了の 30 分後に設定します。24 時間営業のショップの場合、開始時間を午前 12:00:00 に、終了時間を午後 11:59:59 に設定します。2 シフト制(第 1 シフトの勤務が午前 7:00 から午後 3:00 、第 2 シフトの勤務が午後 3:00 から午後 11:00)を採用している場合、開始時間を午前 6:00 (または、従業員が DC トランザクションの入力をどの程度早く開始するかによって午前 6:30)、終了時間を午後 11:59 に設定することになります。

  3. データコレクションソリューションを使用してデータコレクショントランザクションを作成し、それらを SyteLine のデータコレクションテーブルに配置します。
  4. 該当するエラー処理フォームからデータコレクショントランザクションを参照および転記するには、次の手順に従います。
    注:  [自動転記] に設定されており、 [データコレクションパラメタ] フォームから定義されたバックグラウンドタスクのあるトランザクション区分についてには、検証済のトランザクションが適切な SyteLine ファイルに自動的に転記され、エラー処理フォームでは [転記] ボタンが無効になります。これらのトランザクション区分に対し、エラー処理フォームでは、エラーのあるトランザクションのみを表示することができます。自動転記の間に発生した可能性のある問題について、 [バックグラウンドタスク履歴] フォームを確認できます。
    • [受注オーダ出荷エラー処理]
    • [循環棚卸エラー処理]
    • [ジョブエラー処理]
    • [ジョブ資材トランザクションエラー処理]
    • [ジョブ受入エラー処理]
    • [JIT 生産エラー処理]
    • [計画外入出庫/数量調整エラー処理]
    • [生産計画完了エラー処理]
    • [生産計画不良エラー処理]
    • [購買オーダ受入エラー処理]
    • [在庫移動エラー処理]
    • [出退勤エラー処理]
    • [移動オーダ受入エラー処理]
    • [移動オーダ出荷エラー処理]
    • [ワークセンタ (WC) 作業エラー処理]
    • [ワークセンタ (WC) 資材エラー処理]
    • [ワークセンタ (WC) 機械時間エラー処理]

    [エラー処理] フォームからトランザクションを転記すると、システムは現在の日付をデフォルトにします。トランザクションが転記される日付を指定するか、または表示されたデフォルトの日付を受け入れます。

    注:  廃止または頻度低 とフラグされた品目に対するトランザクションは転記されない場合があります。
  5. [エラー処理] フォームで、転記されなかった任意のデータコレクショントランザクションを参照します。各未転記トランザクションに、トランザクションが転記されなかった理由を示すエラーメッセージが表示されます。

    転記が実行された後でトランザクションの状況が「未転記」になっているが関連付られたエラーがない場合、終了時間は [データコレクションパラメタ] フォームで指定したジョブ猶予期間以内にあるため、まだそのトランザクションを調整できます。

  6. エラーを訂正します。エラーのあるトランザクションを更新すると、状況は 保留 に変わります。
  7. エラーになったトランザクションの全てまたはほとんどの修正後、 [データコレクショントランザクション確認] ユーティリティを実行し、修正したトランザクションの区分を選択します。このユーティリティは、データが初めて入力された場合と同じ対話式の確認を実行します。このユーティリティは、特定区分のトランザクションに関して手動で実行したり、一定の時刻に実行されるようにスケジュールできます。トランザクションは次の転記処理で転記されます。
  8. データコレクショントランザクションにおける全てのエラーを修正します。修正後、トランザクションを再度転記します。
  9. [エラー処理] フォーム内のいずれか、または全てのレコードを削除する場合、対応するパージユーティリティを使用します。

自動転記を一時的または永久に停止するには、以下の手順に従います。以下の適切な [DCPost...] を選択します。実行中の [バックグラウンドタスクフォームでタスク] を削除し、削除します。 [データコレクションパラメタ] フォームで、該当する [自動転記オプション] の隣のチェックボックスをオフにします。