顧客契約価格の設定

受注オーダでの価格を決定するときに、システムはまず、顧客、品目、および顧客と品目の組み合わせについて、顧客契約が設定されているかどうかを調べます。この組み合わせのレコードが検出できない場合、システムは顧客と品目が合致しているレコード、そして Null の顧客/品目を探します。このような種類のレコードが見つかった場合は、顧客/品目価格設定テーブルを参照し、納期が有効日と同じか、それより後であるレコードを探します。有効な価格レコードを検出し、契約価格に値が記載されている場合、その契約価格を使用します。契約価格がゼロの場合は、システムは数量ブレイクポイントを使用して価格を決定します。

顧客品目の価格および価格基準を設定するには、次の手順を実行します。

  1. [顧客契約価格] フォームで、新しいレコードを追加します。

    また、 [顧客契約] フォームからこのフォームにリンクすることもできます。フォームで顧客と品目を選択して、[価格設定] をクリックします。この場合、フォームに情報が自動的に入力されるので、次の 3 つの手順は省略します。

  2. 顧客を選択します。
  3. 価格を設定する品目を選択します。
  4. 顧客品目を選択します。
  5. この価格の有効日を選択します。
  6. [契約価格] フィールドに、この顧客に対して保証されている、この品目の価格を入力します。受注オーダのオーダ日付が [有効日] である場合、オーダ明細品目には、デフォルトの価格とし [契約価格] が設定されます。この価格は、他の価格方式に優先します。
  7. 価格基準の数量を指定します。
  8. 基準コードを 「価格」、「原価」、または 「なし」 に指定します。
  9. 価格基準が金額と比率のどちらを基準とするかを指定します。
  10. 値を指定します。価格の計算に使用する金額または率 (%) が表示されます。金額の値は、正と負のどちらでも指定できます。値は、顧客測定単位ではなく、品目の基本測定単位に基づきます。
  11. [単価] をクリックして、単価を計算します。
  12. 作成する各価格基準に対して手順 7 から 11 を繰り返します。