状況

[状況] フィールドは、主に以下の 3 組のフォームで表示されます。

  • [見積] フォームと [見積明細] フォームでは、この見積の状況を選択します。 [見積] フォームのデフォルト値は [作業中] です。 [見積明細] フォームのデフォルト値は関連する見積の状況と同じです。有効なエントリは次のとおりです。
    • [作業中]: この状況は、見積が準備作業中であることを示します。ジョブ状況とは異なり、見積状況はいつでも変更できます。
    • [回答済]: 見積が完了し、顧客への価格提供に使用されています。
    • [計画]: 見積が顧客から承認され、オーダエントリー待ちになっています。
    • [履歴]: 見積は無効になっていますが、参照またはコピーに使用できます。
    • [見積手数料配分] フォームでは、 [見積] フォームからの見積の現行の状況が表示されます。
  • [受注オーダ] フォームでは、[状況] フィールドには受注オーダの現行の状況が反映されます。受注オーダヘッダを表す有効なコードには次の 5 つがあります。
    • [発注]: これは新しいオーダのデフォルトです。ヘッダーの状況は、[発注] ですが、[停止] または [完了] に変更できます。受注オーダは、その他の明細/発行をどのような状況の組合せでも格納することができます。
    • [計画]: オーダに関連付けられている全ての明細/発行の状況が [計画] の場合、ヘッダーの状況を [計画] に変更できます。
      注: 

      受注オーダ品目に予約が定義されている場合、オーダの状況を [計画] に変更できません。

      発生サイトでのみオーダの状況を変更できます。

    • [中止]: オーダは、 [計画パラメタ] フォームの [停止された計画オーダ] フィールドの設定に基づいて計画されます。
    • [完了]: 全ての明細/発行の状況が [完了] の場合、オーダヘッダーの状況を [完了] に変更されます。まだ処理が残っている (出荷返品など) 場合、受注オーダヘッダーの状況が [完了] から [発注] に変更される (再開) されることがあります。受注オーダヘッダーの状況を [完了] にできる条件が整うためには、請求した各明細/発行の数量が出荷数量と同じにならなければなりません。オーダの品目が返品されると、出荷数量額が減り、オーダが [完了] の条件を満たさなくなります。
      注: 

      オーダの状況を[完了] に変更した後で [発注] に戻す場合、改訂された全ての在庫が失われます。

      関連する全ての明細/発行の状況が [完了] でないときに、受注オーダヘッダーの状況を [完了] に変更しようとすると、以下が発生します。

      1. 全て明細/発行がチェックされ、その状況を [完了] に変更できるかどうかが決定されます。
        • 条件を満たす各明細/発行の状況は [完了] に変更されます。
        • 変更のための条件を満たしていない明細/発行が見つかると、警告メッセージが表示されます。これらの例外メッセージを詳細な調査の際に参照できるように記録しておくことをお勧めします。
        • 各明細/発行が正常であることを確認後、システムは、[完了] の状況に適していない明細/発行を特定し、次に最終メッセージを表示します。
      2. 全ての明細/発行が [完了] の状況に適している場合、以下が行われます。
        • 全ての明細/発行の状況を [完了] に変更します。
        • オーダが一括受注オーダの場合、全ての一括明細の状況を[ 完了] に変更します。
        • 全ての明細/発行または一括明細の状況を [完了] に変更し多後、受注オーダヘッダーの状況を [完了] に変更します。
    • [履歴]: 受注オーダは現在有効なオーダとともに表示されなくなります。手動で状況を [履歴] に変更した後、受注オーダは別の受注オーダ履歴ファイルに移動され、過去の参照データおよびコピー用として使われます。
  • [受注オーダ明細] で、明細の状況 (ヘッダの状況ではなく) を選択します。有効なエントリは次のとおりです。
    • [計画]: 明細/発行のデフォルトの状況は [計画] ですが、状況が [発注] の明細/発行も入力できます。状況を [発注] に変更して更新されるまで状況は [計画] のまま維持されます。

      [計画] の状況のオーダヘッダーが追加されると、その後で追加される全ての明細品目の状況の [計画] になります。

      状況が [計画] の明細/発行は、 [品目] フォームの [オーダに引当済] フィールドに含まれません。計画明細/発行に対しては出荷を行うことはできません。

      受注オーダ品目に対して予約が定義されている場合は、オーダの状況を [計画] に変更することはできません。

    • [発注]: これはオーダ入力時のデフォルトです。発注された明細/発行が出荷されると、品目フォームの受注オーダ引当数量は出荷済数分減少します。明細/発行の状況が [計画] から [発注] に変更されると、割当オーダの数量が増えます。発注明細/発行は、出荷可能品目です。それらは、オーダ出荷フォームに事前に挿入される明細/品目番号です。このデフォルトは、[全数済] の明細/発行に対する返品の場合のように、手動で任意の明細/発行番号を入力することにより上書きできます。

      [受注オーダ明細] フォームで、明細/発行の状況を手入力で [計画] から [発注] に変更できます。明細/発行の状況を [計画] から [発注] に変更する場合、以下が発生します。

      • オーダに引き当てられた数量 ( [品目] フォームの受注オーダ引当数量) が明細/発行の発注数量分増加されます。
      • 参照区分が [在庫] の場合、[出荷可能数量] フィールドが更新されます。
      • 顧客の信用調査が実行され、顧客の手持残高が更新されます。
      • [計画] の場合、受注オーダヘッダーの状況が自動的に [発注] に変更されます。
      • 明細/発行の状況を [計画] から [発注] に変更されると、ログ記録が作成されます。
    • [全数済]: 全ての明細/発行が出荷 ([出荷数] が [発注数] と等しいか多い) されています。システムの受入機能により、いつこの状態に到達したかが認識され、明細/発行の状況が自動的に [全数済] に変更されます。品目が返品されると、[出荷数] が減少します。[全数済] の明細/発行の品目が返品された場合、システムはその明細/発行が [全数済] でないことを認識し、[発注] に戻ります。
    • [完了]: 明細/発行は、以降、請求や出荷などの処理できなくなります。明細/発行が 完了 に変更され、未出荷の品目がある場合、未出荷の数量が [品目] フォームの [割当オーダ] から減算されます。

最後の [全数済] 明細/発行が [完了] に変更されると、システムは、オーダヘッダーの状況を [完了] に変更してもよいか聞いてきます。

オーダヘッダーの状況が [完了] でない場合、オーダに関連する明細/発行の明細状況が [完了] から [発注] に変更される場合があります。そのような明細/発行が再開されると、その時未出荷の品目の明細状況が [完了] に変更され、 [品目] フォームの [割当オーダ] 値に戻され (追加され) ます。(これらは、明細状況が [発注] から [ 完了] に変更された際に [割当オーダ] フィールドから減算された品目です。)