正味調整
請求調整がゼロでない場合、このフィールドには、請求調整に表示されている明細品目正味調整が表示されます。
[正味調整] は、以下のように計算されます。
NA = NN ON
意味は以下のとおりです。
- NA = 正味調整
- NN = 新規正味
- ON = 旧正味
金額に符号が付いていない場合は、顧客から受け取る追加の支払額を示します。金額がマイナスの場合は、顧客に払い戻す金額を示します。
[新規値引]、[新規価格]、[調整]、およびまるめを変更した後に [正味調整] がゼロになった場合、調整明細品目は、請求調整に表示されません。また、[新規値引] と [新規価格] は、受注オーダ明細品目に転記されません。調整明細項目は、効率上、無視されます。
正味調整額が請求書に表示されている額と一致していても、請求調整の印刷時にシステムが実際に GL 配賦に転記する金額は、[値引] と [単価] の変更方法によって異なります。売上勘定に転記される金額は、以下のようにまるめられます。
APSA = NP OP * TA
意味は以下のとおりです。
- APSA = 売上勘定に転記される金額
- NP = 新規価格
- OP = 旧価格
- TA = 調整
販売値引勘定科目に転記される金額は、以下のように計算されます。
APSDA = NA - APSA
意味は以下のとおりです。
- APSDA = 販売値引勘定に転記される金額 NA = 正味調整
- APSA = 売上勘定に転記される金額
請求履歴に保存される値引額は新規値引ではありませんが、上記の転記を生成した実際の値引は、以下のように計算されます。
EDCP = (APSA - NA) * 100 / APSA
意味は以下のとおりです。
- EDCP = 転記を生成した実際の値引 APSA = 売上勘定に転記される金額
- NA = 正味調整
単価に変更がない場合には、不明な値 (?) が設定されます。