販売時点の概要

販売時点 (POS) モジュールにあるフォームを使用すると、顧客販売オーダ、サービスオーダ、返品、または賃貸などのウォークイン顧客トランザクションを処理できます。POS には、出納係がログインまたはログアウトしてアクセスする論理的なキャッシュドロワが含まれます。個別の引出は、受注対サービスオーダで管理されます。出納係は、ドロワがチェックアウトされた時、および終了日処理の間に再度ドロワにある金額を指定します。引出にある残高は、発生した全てのトランザクションを考慮して、引出にチェックインした際に調整が必要です。引出の残高が合わない場合、調整トランザクションが作成されます。

新しい販売の POS トランザクションは、販売が発生した時点で売掛に転記されます。残高調整トランザクションは、必要な場合、終了日処理の際に転記されます。

注:  POS モジュールは、外部売掛財務での使用は意図していません。 [外部財務インターフェースパラメタ] フォームから [外部売掛システムを使用] オプションが選択されている場合、POS モジュールを使用しないでください。

POS トランザクションは通常はウォークイン販売であるため、POS モジュールは国内通貨を使用するトランザクションのみサポートしています。

標準 SyteLine には、以下のフォームが含まれています。

  • [POS 設定] : このフォームを使用して、販売時点トランザクションの際に使用されるパラメタを設定します。ここでキャッシュドロワを定義し、出納係が [チェックアウト] ボタンを使用して排他的に引出をチェックアウトします。
  • [販売時点情報入力] : これは、主に POS 受注オーダトランザクションまたはサービスオーダトランザクションに使用されるフォームです。[ログイン] ボタンを押すと [POS ログオン] フォームが開きます。ここからユーザはキャッシュドロワにログインできます。 [販売時点情報入力] フォームで、必要に応じて、次のモーダルフォームを開くことができます。
    • [POS 作業] [販売時点作業] [POS その他費用] 、および [POS 支払] :これらは、 [販売時点情報入力] フォームにあるボタンから開かれるモーダルフォームであり、オーダに含まれる品目、作業、金額、および支払についての情報を入力することができます。
    • [POS 受注オーダ] : このモーダルフォームを使用して、既に販売済品目の、後の顧客ピックを処理します。
    • [POS 訂正ルックアップオプション] :このモーダルフォームを使用して、POS オーダから資材を顧客返品する際に、費用を検索および訂正します。
  • [POS の照会] : このフォームを使用して、過去の POS オーダに関する情報を検索します。
  • [POS チェックアウト/チェックイン] :サービス契約を利用して装置を賃貸している場合、このフォームを使用して、賃貸中の装置にチェックアウト/チェックインを行い、該当する使用料金を賃貸利用者から収集します。 [契約] フォームの [チェックアウト/チェックイン] ボタンを使用して、このフォームを開きます。
  • [POS 終了日処理] : このユーティリティを使用して、その日に発生した POS トランザクションでキャッシュドロワに残っている現金を調整し、引出をチェックインする前に、必要な残高調整を任意に実行します。