RMA 拡張処分について

顧客から資材を返品された後では、より多くの拡張処分のオプションがあります。標準の処理では、資材が顧客から受け取られて在庫に置かれ、品目の交換が必要な場合は顧客に交換オーダが発行されます。顧客へ資材が返品された後、返品した品目の処分コードを記録できます。この処分コードは主に報告の際に使用されます。

ある品目に [RMA 明細] フォームから [拡張処分処理の使用] が選択されている場合、1 つの RMA 明細にユーザ定義の処分コードを複数入力できます。返品資材のためのこれらのコードは、次の手順で指定します。各処分コードには、次の区分のうちのいずれかがあります。

  • [不良品]: 資材は修理の余地がないほど損傷しており、破棄する必要があります。この処分により、品目は処分倉庫の保管場所から移されます。
  • [在庫に返品]: 資材は在庫に戻すことができ、他の受注オーダでの再販や別のジョブ用資材としての使用が可能になります。在庫を、資材を検査してから決定できる指定の原価で、返品できます。
  • [交換目的の購入先への返品]: 品目は修理 (または貸方) のため購入先に返品可能です。システムは購入先への出荷と購入先からの資材返品の両方を記録し、購入先が品目を直接顧客に返す状況を扱います。[交換品/返品品目] が選択されている場合、購入先から戻されるべき品目を追跡するレコードが作成されます。
  • [貸方目的の購入先への返品]: 品目は購入先に貸方として返品可能で、支払証書の調整が自動作成されます。品目に [貸方への返品] が選択されている場合、貸方の金額の入力を促すメッセージが表示され、調整支払調書が作成されます。
  • [再加工]: Service モジュールにライセンスされている場合、品目を修理するサービスオーダと資材を相互参照することができます。SRO は品目の修理にかかった材料費、労務費、およびその他原価を記録します。次に、品目は、顧客へ出荷、または新しい原価で在庫へ戻して再生品目として販売、のいずれもできます。

処分倉庫倉庫と保管場所

[拡張処分処理の使用] が選択されている場合、返品品目は最初に、 [RMA パラメタ] フォームから指定した処分倉庫倉庫と保管場所へ置かれます。品目は処分の完了までその倉庫に留まります。次の処理フローを参照してください。

返品品目のシリアル番号

[RMA 明細] フォームの [処分] タブから、[シリアル番号] フィールドを任意で使用して、シリアル番号を返品品目に再度割り当てることができます。  

購入先の出荷と受入

[RMA 購入先の出荷] フォームを使用して、貸方または修理のために処分が [購入先への返品] に設定されている品目を出荷できます。貸方になる返品の場合、貸方金額の入力を促すメッセージが表示され、調整支払調書が作成されます。交換/返品のための返品の場合、購入先から戻されるべき品目をシステムが追跡します。

[RMA 購入先返品] フォームを使用して、購入先が修理してユーザの会社へ返品した品目を受け取ります。

 RMA 処分処理フロー

このダイアグラムには、処分される返品済品目の処理フローが表示されます。