需要/供給相互参照

システムには、需要オーダ (見積明細、受注オーダ明細、親ジョブ、移動オーダ明細、プロジェクト資源など) を特定の供給オーダに相互参照、または 「ハードペギング」 する方法が数種類あります。その結果、計画計算では、供給は相互参照される需要にのみ使用されます。

以下の表は、システムでさまざまな種類のレコードを相互参照する方法を説明した、その他のヘルプトピックへのリンクを記載しています。ただし、これらのリンクを使用する前に、表の下のセクションにある、相互参照全般に適用される補足情報を参照してください。

需要区分のペギング 対象の供給区分 参照するヘルプトピック
ジョブ資材/見積資材 サブジョブ ジョブ資材からジョブへの相互参照
ジョブ資材/見積資材 移動オーダ (先サイト) ジョブ資材/移動オーダ相互参照
ジョブ資材 購買要求 ジョブ資材から購買要求への相互参照
ジョブ資材 購買オーダ ジョブ資材から購買オーダへの相互参照
受注オーダ明細/一括発行 ジョブ 受注オーダ/ジョブオーダ相互参照
見積明細 見積ジョブ 見積ジョブへの見積の相互参照
受注オーダ明細/一括発行/見積明細 移動オーダ (先サイト) 受注オーダ/移動オーダ相互参照
受注オーダ明細/一括発行 購買要求 受注オーダ/購買要求相互参照
受注オーダ明細/一括発行 購買オーダ明細 受注オーダ/購買オーダ相互参照
受注オーダ明細/一括発行 プロジェクトタスク 受注オーダ/プロジェクト相互参照
移動オーダ (元サイト) ジョブ 移動オーダ/ジョブオーダ相互参照
移動オーダ (元サイト) 購買要求 移動オーダ/購買要求相互参照
移動オーダ (元サイト) 購買オーダ明細 移動オーダ/購買オーダ相互参照
プロジェクト資源/見積プロジェクト資源 ジョブ プロジェクト資源/ジョブオーダ相互参照
プロジェクト資源/見積プロジェクト資源 購買要求 プロジェクト資源/購買要求相互参照
プロジェクト資源/見積プロジェクト資源 購買オーダ明細 プロジェクト資源/購買オーダ相互参照
注: 
  • [参照] フィールドが [在庫] を含む場合、相互参照はありません。以下の場合、[参照] フィールドのデフォルトは [在庫品] です。
    • [品目] フォームで、品目に対して [在庫品] フィールドが選択されている場合、または
    • (プロジェクト資源の場合) [品目] フォームで、品目の [ソース] が [移動] に設定されている場合。
  • この見積明細または見積資材から、購買オーダ、購買要求、またはプロジェクトへの相互参照はできません。
  • 供給から、複数の需要への相互参照はできません (相互参照は、需要と供給の間の 1 対 1 の関係です)。
  • APS プランニングで相互参照された需要と供給を計画し、需要を満たす十分な供給がない場合、システムはできる限り供給を割り当て、例外メッセージを発行して不足を警告します。
  • 需要の納期が相互参照された供給の納期以前の場合、 [APS 計画] 処理は例外メッセージ 「受入日繰上」 を生成します。 [APS 計画] 処理 は、供給の納期が需要の納期以前の場合にのみ、供給を需要に割り当てます ([給品前引当許容時間] を含む)。

品目の現在の部品表を供給レコードにコピーして、部品表をカスタマイズして相互参照を作成する場合、親需要レコードの [保存計画] フィールドをクリアしてから、保存して相互参照を作成する必要があります。

[受注オーダ明細]、[プロジェクト資源]、[サービスオーダ明細]、または [ジョブ資材] フォームを使用するユーザは、関連するジョブ、プロジェクト、購買要求、移動オーダ、品目の保管場所、購買オーダ、またはサービスオーダに関するソース情報を含む他のフォームを開く承認が得られない場合があります。これら 4 つのフォームの [ソース] タブとサブタブを使用して、ソーストランザクションの詳細を簡単に表示し、ソース資材が入手可能になると予測される日時を決定することができます。

例:受注オーダ明細品目を入力して、[保存計画] フィールドを選択して保存したとします。オーダ明細をジョブに相互参照して部品表をコピーすると、システムはジョブを計画するときに、ジョブの部品表ではなく品目の現在の部品表を使用します。相互参照の前にオーダ明細の [保存計画] フィールドをクリアすると、生成されたジョブの [保存計画] フィールドはデフォルトでクリアされ、ジョブの作業手順/部品表をカスタマイズできます。詳細については [保存計画] のヘルプトピックを参照してください。