輸送費方式の例

[輸送費方式] フォームから方式を定義する場合、料金区分を直ちに明らかにする方式名を指定します。

たとえば[料金] 区分に [品目毎料金] を選択し、その区分が使われる方式が 1 つだけの場合、方式名を [品目毎料金] に指定することができます。同じ料金区分の方式が複数あるときは、たとえば[品目毎料金 - 最小 25]、[品目毎料金 - 最小 50] といった具合に名前に情報を追加して識別します。

料金区分

次の 3 つの料金区分が利用可能です。

  • [品目毎料金]:このオプションを選択して、出荷にデフォルトで使用する品目毎料金を指定します。[品目] または [マルチサイト品目] フォームから [輸送費] の値を指定する場合、特定の品目によってデフォルト値を上書きできます。

    たとえば、3 品目のオーダに品目毎料金方式を使用します。 [輸送費方式] フォームで定義したデフォルトの出荷費用 は 5 ドルです。最初の品目には、輸送費用に固有の金額 15 ドルが [品目 ] フォームで指定されています。2 番目と 3 番目の品目には品目固有の輸送費用金額は [品目] フォームで指定されておらず、これらの品目の輸送費は、 [輸送費方式] フォームで指定したデフォルトの輸送費用金額 5 ドルを使用して計算されます。よって、3 品目全ての輸送料金は 25 ドル (15 + 5 + 5) と計算されます。

  • [重量単位料金]:このオプションを選択し、出荷費用がオーダの各明細品目に対して計算される際に使用する、出荷重量単位料金を指定します。たとえば、使用中のシステムでは各品目の重量がキログラムで計算され、自国通貨がドルの場合、次のようになります。オーダに 2 品目があり、1 つは 10 キログラムの重量、もう 1 つは 20 キログラムの重量であるとします。重量単位料金に 1.00 を指定した場合、出荷費用は最初の品目に 10 ドル、2 番目の品目に 20 ドル、合計 30 ドルとして計算されます。

    この計算アルゴリズムは、発注の間は重量合計が不明値のため、 [受注オーダ] フォームから入力した重量合計を考慮しません。

  • [オーダ価格のパーセント]:このオプションを選択して、出荷費用が計算される際に使用する比率を指定します。たとえば、ここで [5] を指定した場合、輸送費はオーダ価格合計の 5% に設定されます。

処理費用および最小料金/最大料金

各方式に処理費用も指定できます。処理費用には、ユーザの会社の費用として、オーダのピックと梱包に要する費用または追加の国際料金を含めることができます。

この方式に最小オーダ費用または最大オーダ費用を適用する場合、ここで指定します。たとえば、オーダ価格の 10% を計算に使用する輸送費方式を設定します。一方で、個々のオーダの出荷に許容される最大輸送費を 100 ドルとします。オーダ価格合計が 12,000 ドル(出荷費用を含まず)のオーダに対して、出荷費用は、計算利率 120 ドルの代わりに、100 ドルになります。

この輸送費方式に最小オーダ費用または最大オーダ費用を適用しない場合、これらのフィールドを空白のままにします。これらのフィールドのいずれかに 0 を指定すると、出荷費用は適用されません。

[輸送費方式] フォームにある費用フィールドの値は、自国通貨で指定されています。輸送費が計算されると、 [受注オーダ] フォームまたはカスタマーポータルにより、オーダ全体の計算済輸送費合計が顧客通貨に変換されます。