オーダを満たす最適サイト/倉庫の決定

[マルチサイト品目ソース] フォームを使用して受注オーダを満たすには、Google Distance API を使用してサイト/倉庫と [出荷先住所] 間の運転距離を判断します。倉庫および計画された生産時間に利用可能な数量とともに距離を使用して、オーダに最善のソースサイトと倉庫を選択できます。

注:  SyteLine クライアントは、距離と地図情報を表示するためにインターネットにアクセスする必要があります。

Google が提供する距離計算サービスは、Web サービス経由でアクセスします。接続情報を指定します。

  1. [受注オーダ登録パラメタ] フォームで、[統合] タブをクリックします。
  2. 以下の情報を指定します。
    距離 API URL
    このフィールドを空白のままにして、次の Google Distance Matrix Web Service の URL を使用します。http://maps.googleapis.com/maps/api/distancematrixURL を変更する場合は、新しい値をここで指定します。
    Map API URL
    このフィールドを空白のままにして、次の Google Map API の URL を使用します。http://maps.google.com/mapsURL を変更する場合は、新しい値をここで指定します。
    ユニット
    距離をキロメートルで計算する場合は [KM]、マイル計算する場合は [MILE] を指定します。KM はデフォルト値です。
    注:  URL フィールドを空白にすると、システムは下に指定される URL 例を使用します。ただし、この URL は変更の対象になります。デフォルト値が機能しない場合、Google Web サイトに移動して、URL が正しいか確認し、結果に従ってこれらのフィールドを更新します。
  3. 変更を保存します。
  4. [受注オーダ明細] で、発注または計画の状態を持つオーダ明細を選択します。
  5. [マルチサイトソース] をクリックして、[マルチサイト品目ソース] フォームを開きます。最新の品目、出荷先住所、最新発注数量は、 [マルチサイト品目ソース] フォームに転記されます。出荷先住所は直送 (適用可能な場合) にできます。それ以外の場合、顧客の出荷先住所が使われます。
  6. サイト/倉庫と出荷先住所間の距離は、フォームを開いたときに計算して表示されます。グリッドは距離、次に利用可能な数量、倉庫までの最短距離の順に昇順で並べられます。

    エラーが発生した場合、システムは Google API に連絡し、[メッセージ] フィールドにエラーが表示されます。許可された制限を超えているというメッセージが表示された場合、下記の 「API と計算についての注記」 を参照してください。

  7. オプションで、行 (サイトおよび倉庫) を選択して、サイト/倉庫から指定した出荷先住所までの経路を地図に表示することができます。
  8. 要求オーダ数量と各倉庫で利用可能な数量を比較します。
  9. 利用可能数がオーダ数量を満たせない場合、[完了予定日の取得] をクリックして、選択したサイトでこの品目を製造するのに必要な時間を表示します。このボタンは、APS が設定済で有効であり、その品目が指定されてサイト/倉庫が選択されている場合のみ有効です。(外部供給、または製造業者時間は、考慮されません。)

    システムが APS エンジンに CTP 呼び出し中にエラーが発生した場合、[メッセージ] フィールドにエラーが表示され、その行に表示されていた前のメッセージを上書きします。

  10. さまざまな倉庫で利用可能な品目と、倉庫から出荷先住所への距離に基づいて、このオーダ明細に最も適した倉庫をグリッドから選択します。
  11. [選択] をクリックして選択したサイトに戻り、倉庫値を [受注オーダ明細] フォームに戻し、 [マルチサイト品目ソース] フォームを閉じます。
注: マルチサイト品目ソースフォームを単独で使用するとき、このフォームを単独で開く場合、品目番号と出荷先住所を指定する必要があります。[フィルタ] ボタンをクリックして、Google Maps API を呼び出します。このモードでは、[完了予定日の取得] ボタンは使用できません。
注: 

Google Distance API の使用に関する注意事項と制限について把握してください。

  • [マルチサイト品目ソース] フォームで使用される Google API には、上の 「設定」 で説明した [オーダ入力パラメタ] フォームで指定した情報が必要です。
  • 移動モードは、「運転」 に設定され、変更できません。選択した住所に車両運搬できない (たとえば間に海があるなど) 場合、距離にはゼロがに設定されます。
  • 距離は、オーダで指定された出荷方法に関係なく計算されます。
  • 選択する経路は、常にトラック経路であるとは限りません。トラック経路および距離計算のためのルートデータベースが他社から提供されている場合があります。
  • API に送信されるクエリには要素の数に制限があります。出荷元の数に出荷先の数を掛けたものがエレメント数になります。API には、次の 3 つの制限があります。
    • クエリ当たり 100 要素
    • 10 秒当たり 100 要素
    • 24 時間当たり 2500 要素

    これらの制限を超えると、 [マルチサイト品目ソース] フォームの [メッセージ] フィールドにエラーメッセージが表示されます。

    ビジネス向け Google Maps API にはこれより高い制限があります (クエリ当たり 625 エレメント、10 秒当たり 1,000 要素、24 時間当たり 100,000 要素)。Google から追加要素を購入することもできます。