引渡条件について

引渡条件は、デリバリの条件を識別するために使用するコードです。これらのコードはユーザが定義し、最大 4 文字の英数字で指定できます。引渡条件を使用するには、 [一般パラメタ] フォームで [EU レポートの有効化] を選択します。

SyteLine にまだ既存の引渡条件が定義されていない場合、新規引渡条件を定義する際に INCO 条件 ([引渡条件] フィールドのドロップダウンメニューから選択可) を使用することを推奨します。

カスタム引渡条件を定義してシステム内のどこかで参照している場合、データ一貫性のため、この条件を削除または変更することはできません。ただし、SyteLine を他の BOD 対応アプリケーションに統合する場合、INCO 条件のみ使用可能です。このためには、既存のカスタム引渡条件を [引渡条件] フォームで定義済みの INCO 条件にマップできます。

複数の引渡条件を同じ INCO 条件にマップできます。これは、トランザクションで使用している既存のカスタム引渡条件をデータベースに保存している場合に使用できます。たとえば、以下のものをマップできます。

デリバリ期間 説明 INCO 条件
ANY 無料の輸送業者 FCA
STD 無料の輸送業者 FCA

ただし、これを行うと、Business Object Documents (BOD) に表示される引渡条件の説明が 1 つだけ選択されます。 Business Object Documents (BOD) に表示します。このため、マップされた INCO 条件コードに複数の引渡条件の説明を指定すると、BOD に予期したような説明が含まれないことがあります。例:

デリバリ期間 説明 INCO 条件
STD 標準引渡 FCA
FCA 無料の輸送業者 FCA