出荷時におけるクレジットカードの再承認

顧客のカードで早すぎる資金の予約を行わないようにすることができますが、製品出荷の前に、顧客に必要な資金があることを確認します。これには、0 金額の事前承認を受注登録時に実行します。 [クレジットカード出荷承認ユーティリティ] を使用して、製品を出荷する直前にオーダの全額に対して別の承認を実行します。

注:  このユーティリティは、SyteLine でオーダが出荷された後で、建物から実際に製品が出荷される前に実行すべきものです。
  1. [クレジットカード出荷承認ユーティリティ] で、処理を行うトランザクションを選択するための基準を選択します。
    [オーダ]
    再承認する受注オーダ番号の開始および終了番号を入力します。
    [出荷日]
    再承認する出荷済オーダの日付範囲を入力します。
    [出荷経路]
    輸送業者を指定、あるいは輸送業者の範囲を指定することによって、特定の輸送業者により処理されるオーダのみの再承認を制限します。これは、出荷業者の毎日の到着予定を基にして、このユーティリティを何度も実行する場合に便利です。
  2. レポートの生成オプションを選択します。
    • [毎回]: 全ての処理済のトランザクションが表示されます。成功したものも失敗したものも表示されます。
    • [エラー]: 処理時にエラーが発生したトランザクションのみが表示されます。これは、ユーティリティをバックグラウンドで実行し、問題発生時にのみ通知を受け取りたい場合に便利です。
    • [なし]: トランザクションは表示されません。クレジットカードトランザクションフォームやその他のデータ分析でトランザクションのモニタを既に行っている場合は、このオプションを使用すると便利です。
  3. [処理] をクリックします。レポート出力に、クレジットカードトランザクションの詳細が表示されます。サードパーティのクレジットカード処理アプリケーションへの参照ポインタが、実際のクレジットカード番号の代わりに表示されます。
注: 
  • このユーティリティをバックグラウンドキューで実行すると、就業時間外や数時間間隔で処理を行うことができます。このレポートのバックグラウンドタスクの定義は SSSCCIShippingAuthorizationReport です。
  • ユーザのクレジットカードプロセッサによる無効や承認の処理方法によっては、 [クレジットカード出荷承認ユーティリティ] を使用してクレジットカードの再承認を行うと、顧客の勘定に対して追加料金が発生する可能性があります。再承認は、同一金額の過去の承認が出荷に対して既に実行されているかどうかを確認することによって、トランザクション件数を抑えるように設計されています。ところが、このユーティリティを何度も繰り返し実行すると、複数のトランザクションが発生して、その結果複数のトランザクション費用が発生する可能性があります。
  • 受注登録時に全額を事前承認して、さらに出荷処理時にもう一度承認すると、顧客のクレジットカードに 「重複予約」 してしまうことがあります。出荷承認方法を使用する場合に意図された処理では、受注登録時に少額 (0 円、100 円) のみを承認し、出荷時に全額を指定します。しかし、事前承認の有効期限の切れる可能性のある長いリードタイムのトランザクションに対応するため、このソリューションによってユーザは両方の箇所で全額を承認できます。
  • 承認は行ったが、顧客のカード払いの請求書を転記せずにトランザクションのクレジットカードシステムを変更した場合、再承認は元のゲートウェイトークンを使用して転記されなければなりません。元のクレジットカードシステムはトランザクションで保存され、確実にこれを実行できるようにします。