出荷時におけるクレジットカードの再承認
顧客のカードで早すぎる資金の予約を行わないようにすることができますが、製品出荷の前に、顧客に必要な資金があることを確認します。これには、0 金額の事前承認を受注登録時に実行します。 [クレジットカード出荷承認ユーティリティ] を使用して、製品を出荷する直前にオーダの全額に対して別の承認を実行します。
注: このユーティリティは、SyteLine でオーダが出荷された後で、建物から実際に製品が出荷される前に実行すべきものです。
注:
- このユーティリティをバックグラウンドキューで実行すると、就業時間外や数時間間隔で処理を行うことができます。このレポートのバックグラウンドタスクの定義は SSSCCIShippingAuthorizationReport です。
- ユーザのクレジットカードプロセッサによる無効や承認の処理方法によっては、 [クレジットカード出荷承認ユーティリティ] を使用してクレジットカードの再承認を行うと、顧客の勘定に対して追加料金が発生する可能性があります。再承認は、同一金額の過去の承認が出荷に対して既に実行されているかどうかを確認することによって、トランザクション件数を抑えるように設計されています。ところが、このユーティリティを何度も繰り返し実行すると、複数のトランザクションが発生して、その結果複数のトランザクション費用が発生する可能性があります。
- 受注登録時に全額を事前承認して、さらに出荷処理時にもう一度承認すると、顧客のクレジットカードに 「重複予約」 してしまうことがあります。出荷承認方法を使用する場合に意図された処理では、受注登録時に少額 (0 円、100 円) のみを承認し、出荷時に全額を指定します。しかし、事前承認の有効期限の切れる可能性のある長いリードタイムのトランザクションに対応するため、このソリューションによってユーザは両方の箇所で全額を承認できます。
- 承認は行ったが、顧客のカード払いの請求書を転記せずにトランザクションのクレジットカードシステムを変更した場合、再承認は元のゲートウェイトークンを使用して転記されなければなりません。元のクレジットカードシステムはトランザクションで保存され、確実にこれを実行できるようにします。