顧客クレジットカード情報の追加

顧客のクレジットカード情報をシステムに追加するときは、その顧客のオーダを後で再使用するための情報を保存することができます。異なる出荷先住所を指定すると、顧客ごとに複数のクレジットカード情報が保存可能です。

顧客のクレジットカード情報を追加するには、次の手順に従います。

  1. (オプション) [受注オーダ] [サービスオーダ] [売掛転記済トランザクションサマリ] 、または [売掛転記済トランザクション詳細] フォームで、[クレジットカードでの支払] をクリックすると、 [クレジットカード支払] フォームが表示されます。
  2. [クレジットカード支払] フォームで、生成時に請求書の支払に使用する顧客クレジットカード情報を指定します。
    注:  顧客のクレジットカード情報をサービスモバイルアプリケーションからリモートで入力することができます。

    カスタマーポータルからも入力が可能です。

    以下の情報を指定します。(これは、別のフォームから呼び出されるフォームです。必要な情報は既に入力されています。)

    顧客
    顧客番号を入力します。
    出荷先
    顧客出荷先住所を入力します (これは顧客販売先場所とも呼ばれます)。フィールドが空白である場合は、ゼロの出荷先住所が使用されます。
    名前
    顧客名が表示されます。
    トランザクション区分
    クレジットカード処理ソフトウェアから要求するアクションを指定します。
    • [販売]:クレジットカードへの請求額を指定します。
    • [返品]:クレジットカードに貸方記入する額を指定します。
    • [承認]:クレジットカード情報の検証を要求します (販売額の承認ではありません)。
    注: 承認処理では、クレジットカードインタフェースパラメタにおける設定に従って、料金は固定額、または販売額の割合として処理されます。
    出荷方式
    このクレジットカードオーダに対する輸送費を計算するための出荷方式を選択し、それを [合計金額] に追加します。このフィールドはオプションです。このフィールドを空白にした場合は、標準のアプリケーションの手順を実行して輸送費を計算します。(カスタマーポータルから入力されたオーダの場合、このフィールドは表示専用となり、クレジットカードオーダ入力時にカスタマーポータルユーザが選択した出荷方式が表示されます。)[トランザクション区分] が [承認]、 [参照区分] が [受注オーダ] である場合にのみ、このフィールドが有効になります。
    合計金額
    請求する合計金額を指定します。 [クレジットカードパラメタ] フォームで [デフォルト承認] 方法を指定した場合は、事前承認用に金額が算出されて自動入力されます。

    クレジットカード金額またはパーセントの事前承認」を参照してください。

    参照
    クレジットカードを適用する先の参照を指定します。
    • [請求]:システム内の既存の請求書に適用します。
    • [受注オーダ]:選択した受注オーダに適用します。
    • [SRO]:選択したサービスオーダに適用します。
    • [オープン]:選択した顧客に対する未決済を適用します。
    顧客参照
    クレジットカードトランザクションを承認した人の名前を指定します。この値は顧客によって入力されるもので、トランザクションを承認した、顧客の組織における従業員または担当者を追跡します。この参照は主に、会社や米国連邦政府調達局 (GSA) の調達カードに対して使用されます。この値は、レベル 2 または 3 レポートに適格なサードパーティクレジットカードシステムに転送されます。
    カードシステム ID
    このトランザクションに使用するクレジットカードシステムを選択するか、デフォルトを受け入れます。異なるクレジットカードシステムを選択した場合、[通貨コード] はクレジットカードシステムの銀行の通貨に一致するようアップデートされます。[合計金額] は再計算され、適切な通貨変換が使われます。 [クレジットカードシステム] フォームで、特定の顧客の通貨にデフォルトのクレジットカードシステムを定義できます。
    カード番号
    CenPOS または BridgePay のゲートウェイを使用する場合、以下のオプションのいずれかを使用します。
    • 新しいクレジットカードを指定する場合は、[カード番号] を空のままにします (カード番号は次の手順で指定します)。 または
    • ドロップダウンリストから下 4 桁を選択して、保存されているクレジットカードトークンを指定します。

    他のゲートウェイを使用する場合は、顧客のクレジットカードの表側に表示されている 16 桁の番号を指定します。顧客がクレジットカードを過去に使用して保存している場合は、ドロップダウンリストから選択できます。

    カード番号の一覧はクレジットカードシステムに関係があり、対応するクレジットカード区分の番号のみ記載されます。

    注: クレジットカード番号はローカルに保存されず、承認の目的のために送信されます。
    将来のオーダのために保存
    CenPOS または BridgePay のゲートウェイを使用すると、クレジットカード番号が空白であってもこのフィールドを選択することができます。クレジットカード情報は、CenPOS または BridgePay の仮想ターミナルを介して入力します。トークン ID は参照用にローカルに保存されます。クレジットカードの情報を承認し、CenPOS または BridgePay に送信すると、SyteLine によって [顧客クレジットカード] フォームにエントリが作成されます。

    他のゲートウェイを使用する場合は、このオプションを選択してバックエンドシステムに情報を保存します。実際のカード番号がシステムに保存されることはありません。サードパーティシステムにある情報へのポインタのみが保存されます。[処理] をクリックすると、SyteLine により [顧客クレジットカード] フォームにエントリが作成されます。

    注: セキュリティ上の理由によって、クレジットカード番号の下 4 桁のみが保存されます。クレジットカード番号全体が安全に保存されている、サードパーティのクレジットカード処理アプリケーションへの参照を使用して、処理で使用するクレジットカード番号全体にアクセスします。
    無効日
    カードが無効になる日付を MM/YY 形式で指定します。このフィールドは CenPOS または BridgePay では利用できません。
    カード名義人
    カードの名義人をクレジットカードに表示されている通りに入力します。このフィールドは CenPOS または BridgePay では利用できません。
    CV 番号
    カードに記載されたセキュリティ番号を指定します。このフィールドは CenPOS または BridgePay では利用できません。
    住所 (番地、市、郡/州、郵便番号)
    カード所有者の請求住所に関する情報を指定します。
  3. CenPOS または BridgePay のゲートウェイを使用している場合は、[承認] をクリックすると、 [クレジットカード Web 決済] フォームが CenPOS または BridgePay の仮想ターミナルで表示されます。ここではクレジットカード番号、有効期限、名義人、下 4 桁、またオプションで電子メールアドレスを入力することができます。顧客に対して既に保存されているカードの場合は、情報が自動的に表示されます。このフォームはオーダに関連付けられている場合には、請求書番号が入力されます。

    [送信] をクリックして CenPOS または BridgePay に情報を送信し、[OK] をクリックして [クレジットカード支払] フォームを閉じます。

注: 追加手数料の発生を防ぐため、オーダに対して 2 番目の承認を実行すると、要求を確認するための警告メッセージが表示されます。[はい] をクリックして確認するか、[いいえ] をクリックして再承認を拒否します。