クレジットカードインタフェースの設定

このトピックでは、クレジットカードインタフェースの設定手順について説明します。

必須事項

『クレジットカードインタフェースコンフィグレーションガイド』 を使用して、クレジットカードインタフェースをインストールして導入します。

この処理では、各ゲートウェイに以下の情報が必要になります。

  • CenPOS など、サポートされるクレジットカードシステムの有効なアカウント。サポートされているクレジットカードシステム (ゲートウェイ) の全リストは、 『クレジットカードインタフェースコンフィグレーションガイド』 を参照してください。
  • サポートされているシステムが Hypercom である場合の RP (販売業者) 番号
  • サポートシステムが CenPOS である場合は販売業者 ID
  • サポートされているシステムが CenPOS であり、Infor ポータルで使用される場合の暗号化キー
  • サポートされているシステムによるクレジットカード処理に使用される Web サービスの URL
  • サポートシステムで使用される銀行と通貨

この情報は、実装時に [クレジットカードシステム] フォームに記録されます。

注: テスト用 URL とテスト用クレジットカード番号は 『クレジットカードインタフェースコンフィグレーションガイド』 にあります。

銀行と通貨情報の追加

[銀行勘定調整] フォームを使用し、各サポートクレジットカードシステムに銀行コードと通貨を追加します。

接続情報の追加

[クレジットカードシステム] フォームでこの情報を指定し、各サポートクレジットカードシステムに接続します。

[カードシステム ID] および [説明]

クレジットカードシステムを簡潔に説明する ID を指定します。この ID は、クレジットカード支払フォームおよびトランザクションフォームで表示できます。これは、たとえば、通貨として米ドルを使用し、Visa と MasterCard に対応する CenPOS ゲートウェイの Cen_USD_VM というように、 システムを簡潔に説明します。

クレジットカードシステムの詳細を説明する記述を指定します。たとえば、｢CenPOS ゲートウェイ、米ドル、Visa と MasterCard を受け入れ｣ という記述は、支払の入力時に異なるクレジットカードシステムを選択する場合、ドロップダウンリストに表示されます。

クレジットカードシステム

クレジットカードトランザクションが送信される先のプロバイダを指定します。標準アプリケーションによりサポートされていないゲートウェイへのインタフェースを開発 した場合は、[外部] を選択します。

｢外部オプションを使用した他のゲートウェイへのリンク作成｣を参照してください。

注意: 
下記の ｢クレジットカードシステムの変更｣ を参照してください。
通貨

このクレジットカードシステムで使用する通貨コードを指定します。この通貨は、クレジットカード支払の売掛支払処理で使われます。まず、[銀行コード] を指定すると、銀行に関連付けられた通貨がここに表示されます。

ユーザ ID とパスワード

サードパーティシステムのクレジットカード処理ソフトウェアにアクセスするためのユーザ ID とパスワードを指定します。

支払サーバ

クレジットカード処理に使用される Web サービスの URL を指定します。正しい URL については、 『クレジットカードインタフェースコンフィグレーションガイド』 を参照してください。

RP 番号

このフィールドは、クレジットカードシステムが Hypercom であるときに表示されます。Hypercom の販売業者番号を指定します。

販売業者 ID

このフィールドは、クレジットカードシステムが CenPOS であるときに表示されます。CenPOS の販売業者 ID を指定します。続いて [SQL 接続の設定] リンクをクリックすると、CCIWebSetup.spax ページが表示されます。このページで、アプリケーションデータベースへのアクセスに使用する Web サービスの SQL ユーザとパスワードを指定します。この情報は、SyteLine Web サーバ上で暗号化されて格納されます。

暗号化キー

このフィールドは、クレジットカードシステムが CenPOS である場合にのみ表示され、暗号化キーは Infor ポータルとのみ使用されます。CenPOS WebPay 管理ページで暗号化キーを生成し、ここに入力します。追加の CenPOS 設定要件については、ポータル管理ガイドを参照してください。

通貨コードのデフォルト

顧客の通貨がこのクレジットカードシステムに定義された通貨と同じトランザクションで、このクレジットカードシステムをデフォルトのゲートウェイとして使用するには、このチェックボックスを選択します。

詳細は｢クレジットカードインタフェースについて｣を参照してください。

有効

このクレジットカードシステムがクレジットカードトランザクションで選択できることを示すには、このチェックボックスを選択します。

インタフェースの使用法に関する一般情報の指定

[クレジットカードインタフェースパラメタ] フォームで、次の情報を指定します。

  • [オートリターン] を選択して、元はクレジットカードによる支払に設定されていた請求書にリンクされた返品伝票に対して([請求書に適用] フィールドで) クレジットカード処理ソフトウェアにトランザクションが送信されるようにします。元のクレジットカード番号が使用されます。

    クレジットカードにより既に支払が行われている請求書に返品伝票がリンクされいる場合に [オートリターン] を選択すると、返品伝票の転記時にそのクレジットカードに対する ｢返品｣ トランザクションが生成されます。

    [オートリターン] が選択されていない場合、クレジットカードにより決済された請求書にリンクされた返品伝票が発行されると、未決済が存在することになり、クレジットカードへの手動による返金処理が必要になります。

  • [自動未決支払転記] を選択して、クレジットカード支払金額に対して売掛勘定に未決支払を作成します。このオプションを選択しない場合は、請求書に対する支払を手動で適用する必要があります。

    詳細は｢自動未決支払転記｣を参照してください。

  • レベル 3 処理の資格を受けるために追加情報をクレジットカードインタフェースから送信するには、[レベル 3 レポート] を選択します。そうでない場合は、レベル 2 処理に対応するデータが収集されてクレジットカードシステムへ送信されます。

    詳細については、｢レベル 3 レポート｣を参照してください。

  • 購買金額とクレジットカード番号を事前承認するには、[デフォルト承認] 方法 (パーセントまたは金額) を指定してから、事前承認を行う値 (固定額あるいは総売上のパーセント) を指定します。

    詳細については、｢クレジットカード金額またはパーセントの事前承認｣を参照してください。

支払情報の指定

クレジットカードで支払を行う顧客ごとに、 [クレジットカード支払] フォームでクレジットカードの情報を設定し、[将来のオーダのために保存] をクリックして情報を保存します。  

(顧客への受注登録時にこのフォームに記入できます。)

クレジットカードのトークンのみ記録され、クレジットカード番号は ERP システムに保存されません。

出荷情報の指定

クレジットカードの顧客に出荷される品目の出荷方式を設定します。

インタフェースのデバッグ

クレジットカードインタフェースで問題を追跡する必要がある場合は、 [クレジットカードインタフェースパラメタ] フォームの [デバッグ] を選択します。これにより [アプリケーションデバッグログ] テーブルにエントリが作成されます。このエントリは、 [アプリケーションデバッグログリスト] フォームで表示できます。
注意: 
これは作動中のシステムのパフォーマンスに支障をきたす恐れがあるため、サポートと一緒に問題解決のためのトラブルシューティングを実行している時以外は使用すべきでない機能です。

転記前にクレジットカードシステムを変更する場合

承認は行ったが、顧客のカード払いの請求書を転記せずにあるトランザクションのクレジットカードシステムを変更した場合、承認は元のゲートウェイトークンを使用して転記されなければなりません。元のクレジットカードシステムはトランザクションで保存され、確実にこれを実行できるようにします。

[処理] をクリックする前に [クレジットカード支払] フォームでトランザクションのクレジットカードシステムを変更する場合、現在フィールドに入力されているクレジットカードの詳細はクリアされ、利用できるカードのドロップダウンリストは更新されます。

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