XSL 変換ファイルでのシステム区分の使用方法

システム区分は、サイト間でレプリケートされるデータに対してレプリケーションインフラストラクチャが XSL 変換(必要な場合)を行うために使用されます。

[サイト] または [サイト/会計グループ] フォームでサイトを定義する場合、サイトのシステム区分を指定できます。

非トランザクションレプリケーション中に、このアプリケーションは、ソースサイトのユーティリティサーバから、 [source_site_system_type][object_name][target_site_system_type].xslという名前のファイルを検索します。

  • ここで、source_site_system_type は、元データのあるサイトの [サイト] または [サイト/会計グループ] フォームで指定された、システム区分です。
  • target_site_system_type は、データのインポート先のサイトの [サイト] または [サイト/会計グループ] フォームで指定されたシステム区分です。
  • object_name は通常、レプリケーションカテゴリのオブジェクト名です。

    例えば chart_all は一般会計レプリケーションカテゴリのテーブルオブジェクトです。

    EXTFNIN レプリケーションカテゴリのオブジェクトとともに使用される XSL ファイルは、正確にはこの命名規約に従いません。XSL ファイル名の object_name 部分は、XML の UpdateCollection 要求のハードコードされた名前と一致しなければなりません。

この XSL ファイルはレプリケーションディレクトリの XSL サブフォルダのユーティリティサーバに存在します。レプリケーションディレクトリは、サービスコンフィグレーションマネージャの [レプリケーション] タブで指定されています。

例えば、レプリケーションでは、勘定科目(chart_all)をレプリケートする XML 文書を、システム区分が「SL9」に設定されているソースサイトからシステム区分が「BrandX」のターゲットサイトに作成します。現在のソース - オブジェクト - ターゲットレプリケーション処理と同じ名前の XSL ファイルが存在する場合(ファイル名が SL800chart_allBrandX.xsl の場合)、XML データはその XSL ファイルを使用して変換されてから、ターゲットサイトに送信されます。同一名の XSL ファイルがない場合、データは変換されません。

注:  ソースサイトのシステム区分とターゲットサイトのシステム区分が同じ場合、適用する変換ファイルは検索されません。
関連トピック