強制接頭辞について

強制接頭辞とは、ユーザが作成する IDO 名 とコンポーネント名に自動的に追加される接頭辞です。接頭辞を使用することにより、IDO やコンポーネントに一意の名前を付けて、自動アップグレードができるようにします。

[アクセス識別からの接頭辞強制]デフォルト処理で接頭辞の強制を行います。このデフォルト処理が [1] に設定されていると、ユーザによって新規作成された以下のいずれの項目にも接頭辞が自動適用されます。

  • IDO
  • テーブル
  • (ユーザによって作成されていない) 他のテーブルのテーブルカラム
  • ユーザによって作成されていない他の IDO を拡張する IDO のプロパティ

オブジェクトを作成しているユーザのアクセス識別を構成する接頭辞自体

注:  このデフォルト処理が正常に動作するためには、アクセス識別を空白にすることはできません。

強制接頭辞を使用すると、正しい接頭辞をもたないオブジェクトのユーザによる誤った削除も防止します。

[アクセス識別からの強制接頭辞]デフォルト処理が [1]、ユーザのアクセス識別 ID が[ABCCorp] に設定されていると仮定します。

  • ボブというユーザが [SQL テーブル] フォーム内にテーブルを作成し、その名前を [MyAmazingTable] に指定します。このテーブルが実際に作成されると、その名前は [ABCCorpMyAmazingTable] になります。このテーブルに対してボブが作成するカラムはこの接頭辞を持ちません。
  • イディスというユーザが UserNames テーブルに新しいカラムを追加し、その名前を [EdithsFriends] カラムに指定します。このカラムが実際に作成されると、そのカラム名は [ABCCorpEdithsFriends] になります。元のテーブルとその他のカラムはこの接頭辞を持ちません。
  • フェリックスというユーザが新規データ保守ウィザードを使用して、アプリケーション内に新しい IDO とテーブル、フォームを作成します。新規データ保守ウィザードが完了すると、IDO、テーブル、フォームの全てが ABCCorp という接頭辞をもちます。
  • パティというユーザが EyeColor というプロパティを ABCCorp 接頭辞を使用しない他の IDO を拡張する既存 IDO に追加するとします。このプロパティが作成されると、プロパティ名は [ABCCorpEyeColor] になります。
  • ジョーというユーザが [SQL テーブル]フォーム上の UserNames テーブルから [状況] カラムを削除するとします。このテーブルは異なるアクセス識別 ID を持つコアテーブルであるため、ジョーはこの削除アクションを実行できません。
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