インライン一覧の作成

注:  このトピックは、IDO プロパティおよびプロパティクラスと一緒にインライン一覧の作成に適用されます。

インライン一覧はコンポーネントに適用することのできるプロパティの「ハードウェアによって実現されている」値の一群です。このような一覧は通常コンボボックスまたはその他の表示で現れる数値が制限されている場合、および値が一定で不変の場合に使用されます。

IDO プロパティのインライン一覧またはプロパティクラスを作成するには:

  1. [IDO プロパティ] フォームまたは [プロパティクラス] フォームで、[インライン一覧] フィールドの右にある省略(...)ボタンをクリックします。
  2. [インライン一覧の編集] フォームで、行および/またはカラムを追加してインライン一覧のサイズを決めます。

    行やカラムはいくつでも追加できますが、インライン一覧は通常小さな数字にとどめておくことが推奨されます。一覧を作成する前に、正確にいくつの行といくつのカラムが一覧に必要なのかを考えておく必要があります。

  3. [値のあるカラム] フィールドには、カラム番号でどのカラムがこのプロパティまたはプロパティクラスを使用する任意のコンポーネントに値を提供するのかを指定します。
  4. [表示するカラム]フィールドは、一覧が使用される際に、どのカラムを表示するかをカラム番号で指定します。

    複数のカラムを表示させたい場合は、カラム番号をカンマで区切ります。

この一覧には翻訳可能な文字列を含めることができますが、IDO ランタイムサービスは文字列 ID にアクセスできません。ただし、文字列 ID はユーザインターフェースレベルで解決できます。

例えば、以下のようなインライン一覧を作成するとします。

  • 4 つの重要度レベル:Low, Medium, High,Severe
  • それぞれのレベルの翻訳可能な文字列値sLow、sMedium、sHigh、sSevere
  • それぞれの重要度に対する数値レベル、アルファベット表記や翻訳の問題にかかわらず、一覧のアイテムが正しい順番で表示されるようになります。

この場合には、2 つのカラムが必要となります。翻訳対象文字列と数値です。ひとつの重要度に対してひとつずつ、4 つの行が必要となります。

[値のあるカラム]フィールドで、一覧を正しい順番で作成する時にこのプロパティが使用するコンポーネントに対する値を数値カラムに指定する必要があります。

[表示するカラム]フィールドに、一覧が実際に UI に表示された時に表示する値として文字列が含まれるカラムを指定します。

[OK] を [インライン一覧の編集] フォームでクリックすると、このメタデータが [インライン一覧] フィールドに作成されます。

[ENTRIES(sLow\0,sMedium\1,sHigh\2,sSevere\3) DISPLAY(1) VALUE(2)]

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