構成不良率

総要件を増加することで、製造中に予期されるコンポーネントの損失を補正するための係数率。 [ジョブ資材] フォームで入力される構成不良率には、最大小数数量 0.9999 を含めることができます。構成不良率は、ジョブに固有のものです。

構成不良率は、ジョブ品目レベルで報告された不良数量を示す履歴レコードを評価することで決定できます。 [作業実績レポート] を使用して、特定のジョブに関する不良数量の履歴を表示します。

製造モジュールのさまざまな関数は、構成不良率を使用して資材の要件を計算します。計算の目的は、予期した数の不良が発生したあとに必要な実際の商品個数となる、要求合計数量を求めることです。この値を求めるには、資材の要求数量を(1 - 構成不良率)で割ります。

要求数量合計 = 要求数 / (1 - 構成不良率)

たとえば、構成不良率が 20 % である品目が最終的に 100 個必要な場合、要求数量は 125(100 / 1 - .2)になります。次に、出庫された 125 個のうち、20 % を不良として破棄すると、残りは 100 個になります(125 - (125 x .2))。

ユーザは、構成不良率を単に必要な数量で掛けて、その結果を必要な数量に加算するようシステムに求めることがよくあります。つまり、上の例では、合計要求数量を 120(100 + (100 x .2))とすることが求められます。しかし、120 個を出庫し、20 % を不良として破棄した場合、残りはわずか 96 個になってしまいます(120 - (120 x .2))。