概要
Infor Automotive Exchange は自動車業界サプライヤー向けの需要管理ソリューションです。従来の ERP ビジネスプロセスを拡張して補足し、自動車業界の商習慣や、取引先によって異なる商習慣をサポートします。
Infor Automotive Exchange には次の機能エリアが含まれます。
- [ ]
- [ ]
- [ ]
- [ ]
- [ ]
- [ ]
- [ ]
- [ ]
- [ ]
- [ ]
Infor Automotive Exchange は Infor OS Portal または Infor Ming.le で実行されます。このアプリケーションは、ION Messaging Service (IMS) を利用して、Infor ION に接続されている ERP システムや他のアプリケーションと連携します。
データ変換
[Automotive Exchange の汎用メッセージ変換エンジンです。
] は[
] によって、固有のビジネスプロセスに基づいて得意先および取引パートナーとの自動 EDI 通信を管理して監視できます。必要に応じて、メッセージを手動でインポート、編集、調整できます。
[XML
などの構造化データフォーマット) があります。
データ変換とメッセージ変換に関するルールは、取引パートナーとビジネスプロセスによって異なります。主な変換は XSLT
スタイルシートに基づいて制御されます。XSLT
スタイルシートはメッセージタイプ、メッセージ標準、取引パートナーに対して定義されます。
リリース管理
[Automotive Exchange の得意先リリースオーダーのための計画アプリケーションです。
] は、[
] によって、固有のビジネスプロセスに基づいて得意先と取引パートナーの自動リリースオーダーを管理して監視できます。受信される得意先リリースオーダー (通常は計画スケジュール、出荷スケジュール、順序スケジュール) は [ShipmentSchedule BOD
、PlanningSchedule BOD
、SequenceSchedule BOD
に変換されます。[ ] は、これらの BOD メッセージを [ ] に渡します。
接続されている ERP システムからインポートされたデータは、リリースオーダー処理の基本データとなります。取引パートナーとビジネスプロセスに設定しているルールに基づいて、新しい要求が処理されます。
[
] は、インポートされたメッセージタイプの要求に対して新しい単一プランを作成します。[ ] は、構成されている取引パートナー固有のルールに基づいて新しい単一プランを検証して準備し、移送中数量を計算します。新しい単一プランの要求は、同じメッセージタイプの既存要求と統合されます。次に、[ ] は異なるメッセージタイプの要求を新しい結合プランにまとめ、新しい正味数量を計算します。結合プランの内示要求と確定要求は PlanningSchedule BOD
、ShipmentSchedule BOD
、SequenceSchedule BOD
で接続済 ERP システムにパブリッシュされます。
出荷と在庫消費は ERP システムからインポートされます。これらは、計画、移送中数量、CUM を更新するために使用されます。新しいバージョンの結合プランが作成され、パブリッシュされます。
出荷管理
[Automotive Exchange は自動車の輸出、出荷、キャリアビジネスにおける包括的な要件をカバーしますが、自動車以外の業種にも対応できます。
] は出荷および外国貿易に対応した自動車業界向けのソリューションです。[
] は、貨物、出荷情報、コマーシャルインボイス、プロフォーマインボイスの情報を ERP システムからインポートします。インポートされた情報は [ ] に表示され、構成されているワークフローに従って処理されます。ワークフローの 1 つのステップとして、インポートされた情報に基づいて、バーコードラベル、運送状、事前出荷通知などのドキュメントやラベルが印刷されます。必要に応じて、貨物、倉庫コンテナー、出荷梱包を編集できます。欠落している情報を手動で追加することもできます。[
] は処理済データを [ ] にエクスポートします。データは取引パートナーの EDI フォーマットに変換され、接続されている OEM システムへ転送されます。印刷管理
印刷サービスは、アプリケーションのすべてのサービスからの印刷要求の処理を行います。印刷サービスは AWS SQS と ION API を使用して、Infor が提供する On-Premises Print Agent と通信します。On-Premises Print Agent は印刷要求と印刷リソースをユーザーのサイトの InterFormNG に渡します。
[On-Premises Print Agent の構成を確認し、カスタム印刷テンプレート、カスタム印刷ディスパッチャー、カスタム印刷翻訳、カスタム印刷リソース Zip ファイルを管理できます。
] メニューでは、アプリケーションサービスの印刷要求を管理できます。ION Connector
ION Connector サービスは ION への単一の接続を制御します。ION Connector サービスは、ION Messaging Service (IMS) を使用して、ION に接続されている他のアプリケーションとの間で BOD メッセージを送受信します。
[
] メニューでは、他のアプリケーションとの BOD 通信を表示できます。インバウンド BOD とアウトバウンド BOD のテストと再処理が可能です。グローバル
[
] メニューでは、アプリケーション全体の、テナント固有ではない構成データにアクセスすることができます。特定のテナントに紐付かないアプリケーションレベルのデータは別のデータベースに保存され、テナントのユーザーが変更することはできません。データはグローバルデータサービスによって管理されます。グローバルデータサービスは、新しいテナントのプロビジョニング時に、Infor CloudSuite Portal (CSP) とのインターフェイスを構築し、新しいテナントの初期化プロセスを実装します。
[Infor が管理する設定データが含まれます。
] メニューには- テナント構成データ
- メッセージ変換のための Infor 標準スタイルシート
- Infor 標準印刷テンプレートおよびディスパッチャー
- グローバルアプリケーションプロパティ
- Infor が管理するグローバルコードリストおよびコード
ロールが割り当てられたテナントユーザーは、標準のスタイルシート、印刷テンプレートおよびディスパッチャーに読み取り専用でアクセスし、データを表示してエクスポートできます。標準コンテンツを使用して、カスタムバージョンを作成できます。
テナント固有のコードリスト、コード、スタイルシート、印刷テンプレート、ディスパッチャーは、テナントデータベースに格納されます。このデータは [
]、[ ]、[ ] メニューからアクセスすることができ、テナントユーザーが変更することができます。マスターデータ
Automotive Exchange の管理機能では、[ ]、[ ]、[ ] 機能エリアで使用されるマスターデータと追加データを管理できます。
追加データはコードリストとコードに格納されます。これらのコードリストとコードは Automotive Exchange で排他的に使用されます。この情報は Automotive Exchange で処理される BOD メッセージに含まれず、ERP システムから提供されません。
通常、マスターデータは ERP システムから自動でインポートされます。場合によっては、ERP システムから提供されない特殊なマスターデータがあります。この情報は [
] で保存して管理できます。たとえば、特恵貿易協定、特恵基準、商品コード、通関手続きなどの情報を品目マスターに追加できます。この情報は輸出関連書類を処理して印刷するために [ ] アプリケーションで使用されます。また、品目マスター管理をスタンドアロンソリューションとして使用することもできます。例: ERP システムからインポートできない梱包材に対して、独自の品目マスターデータを作成して管理できます。
通信管理
アプリケーションの通信は別のサービスによって制御されます。通信サービスは、他のアプリケーションサービスとの間でメッセージの識別とルーティングを処理します。このサービスは、通信プロバイダーサービスを介して、取引パートナーからのインバウンドメッセージを受信し、アウトバウンドメッセージを取引パートナーへ送信します。
通信サービスは 2 つのタイプの通信プロバイダーをサポートしています。
- Infor によって管理されているクラウドベースの Communication Service Provider。Communication Service Provider は取引パートナーとのすべてのポイント・ツー・ポイント接続を確立し、管理します。
- ユーザーが管理するオンプレミス通信プロバイダー。この通信プロバイダーにより、On-Premises Communication Agent は Infor Cloud で通信サービスとのインターフェイスを構築します。取引パートナーとの実際の通信はユーザーが管理します。
Automotive Exchange は、オンプレミスインフラストラクチャにある通信クライアントと通信するために ION API を使用します。
[Communication Service Provider の構成データおよび On-Premises Communication Agent を使用するために必要な構成データを表示できます。
] では、アラート
アプリケーションのアラートは別のサービスによって制御されます。アラートサービスは、ION Pulse Engine へのアラートの送信に IMS を使用します。ユーザーはアラートメッセージを Infor OS Portal または Infor Ming.le で受信します。
アラートサービスでは、アラートの送信先を設定できます。必要に応じて、アラートのデフォルトの送信先を変更できます。アラートの送信先は Infor OS Portal または Infor Ming.le 配信グループとして定義されます。その結果、Infor OS Portal または Infor Ming.le 配信グループのメンバーであるユーザーにアラートを送信できます。アラートメッセージはサポートされている言語で表示できます。ユーザーの言語に応じて適切なアラートメッセージが選択されます。
[
] メニューでは、アプリケーションで発生したアラートを表示して確認できます。アラート構成を管理することができます。アーカイブ構成
Automotive Exchange のこの機能エリアでは、削除とアーカイブの機能を管理します。
[Data Lake にアーカイブすることを許可する設定などの詳細を確認できます。現在、この機能は [ ] レコードに対してサポートされています。
] で、アーカイブ対象としてマークされているデータオブジェクトの構成を表示できます。構成データオブジェクトのレコードをドリルダウンして、保持日数や、データオブジェクトを