未処理プランのレビュー

[未処理プラン] ページの詳細ビューには、未処理プランの詳細が表示されます。

未処理プランをレビューするには:

  1. [リリース管理] > [未処理プラン] を選択します。
  2. 未処理プランの [ドリルダウン] ボタンをクリックします。
  3. [単一プラン] タブで単一プランのヘッダー情報をレビューします。
    得意先
    未処理プランの得意先 ID。得意先は、会計エンティティの得意先を一意に識別する任意の文字セットです。得意先は ERP システムから取得されます。
    得意先オーダー番号
    特定のオーダーに割り当てられる、得意先の識別番号が表示されます。
    現在受領済 CUM
    得意先が受領および確認した商品の現在の累積数量です。現在受領済累積数量は CUM の最終リセット日に基づくものです。
    新しいリリース番号
    新しいリリースオーダー番号
    新しいリリース日
    新しいリリースオーダー日
    計算日
    新しいプランがインポートされて計算日が含まれていない場合は、[未処理プラン] ページにインポートされます。プランの再検証を可能にするために計算日を編集します。再検証された後に、プランは新しいプランとしてインポートされます。計算日ロジックは、計算日設定が [要求統合ルール] ページで [計算日より前の要求をすべて削除] と定義されている単一プランにのみ適用されます。
    注: 

    新しいプランを受け取ると、新しいプランの [計算日] より前の日付の現在プランのすべての要件が削除されます。次に、現在プランの要求が新しいプランにコピーされます。最後に、新しいプランの開始日より前に項目がある場合でも、新しいプランのすべての要求がロードされます。

    出荷先
    得意先の出荷先。商品の出荷先を識別するために出荷先場所とともに使用される場所コードです。
    最終受領日
    リリースオーダーの最終受領日
    最終受領数量
    得意先からの最終受領リリースオーダー数量
    古いリリース番号
    前のリリースオーダー番号
    古いリリース日
    前のリリースオーダー日
    得意先品目
    発注先が使用する単一プランの得意先品目識別子です。
    CUM リセット日
    累積数量 (CUM) のリセット日
    リセット日の CUM
    CUM のリセット日での合計累積数量が表示されます。
    リリース範囲開始日
    リリースオーダーの時間範囲の開始日が表示されます。
    リリース範囲終了日
    リリースオーダーの時間範囲の終了日が表示されます。
  4. [単一プラン] タブで、[CUM 情報]、[EDI CUM 情報]、[リリース情報]、[取引パートナー情報] フィールドセットをレビューします。
    フィールドセットには、累積数量、リリースオーダー、取引パートナーの詳細が表示されます。ここに表示される CUM 情報は未処理プランの現在値と新しい値の比較です。EDI CUM 情報には、BOD からの詳細が含まれます (LoadPlanningScheduleLoadShipmentSchedule など)。合計出荷済 CUM、現在出荷済 CUM、LSP の合計出荷済 CUM、LSP の現在出荷済 CUM の新旧値が表示されます。
  5. [フレックスフィールド] フィールドセットを開いてフィールドをレビューします。
  6. [要求] セクションでは、未処理プランのオーダー行がメッセージタイプごとに固有の得意先リリースが表示されます。オーダー行の [ドリルダウン] ボタンをクリックして、[新規スケジュール要求] ダイアログの情報をレビューします。
    オーダー行の行番号です。オーダー行は要求日で並べ替えられます。古い要求ほど行番号が小さくなります。
    要求日
    オーダー商品が得意先の場所で使用可能である必要がある日付を示します。
    要求数量
    オーダー行の要求数量
    コミットメントレベル
    オーダー行のコミットメントレベル。コミットメントレベルによって、リリースオーダー要求の確定度合が決まります。コミットメントレベルには次のオプションがあります。
    • [確定] 確定要求
    • [製造リリース] 発注先が製造して出荷する必要があるオーダー品目の製造リリースに関する情報
    • [原材料リリース] 発注先がオーダーする必要がある原材料の情報
    • [内示] 内示要求
    頻度

    要求の頻度です。頻度には次のオプションがあります。

    • [日付と時刻] 時刻が指定された日次要求
    • [] 日次要求
    • [日次要求キャンセル] 日次要求のキャンセルまたは控除。取引パートナーがマイナスの要求数量を送信する場合は、頻度タイプが [日次要求キャンセル] の計画スケジュールによってパブリッシュ済要求がキャンセルされるか、または減らされます。
    • [日付範囲] 日付範囲の要求
    • [] 週次要求
    • [週範囲] 週範囲の要求
    • [] 月次要求
    • [変更可能] 頻度タイプ [変更可能] の要求は月次要求です。これらの要求は週で配分され、新しい要求は前の要求の終了日に始まります。この結果、要求は継続してスケジュールされます。
    要求タイプ
    このフィールドは、要求日が明確に指定されていない要求を分類します。これらの要求には、優先度に従って要求日が割り当てられます。通常は現在の日付ですが、残存要求の場合は最後にスケジュールされた要求の時間範囲より後の要求日になります。次のオプションがあります。
    • [標準要求] 要求日が指定されたスケジュール済要求のデフォルト設定です。
    • [バックオーダー要求] 現在の日付でスケジュールされているバックオーダー要求です。バックオーダー要求のコミットメントレベルは [確定] です (確定要求)。
    • [即時要求] 現在の日付でスケジュールされている即時要求です。即時要求のコミットメントレベルは [確定] です (確定要求)。
    • [残存要求] 最後にスケジュールされた要求の時間範囲より後にスケジュールされている残存要求です。残存要求のコミットメントレベルは [内示] です (内示要求)。

    [頻度] フィールドと [コミットメントレベル] フィールドを組み合わせることにより、[要求タイプ] フィールドで要求を一意に分類し処理することができます。

    出荷済数量
    オーダー行の出荷数量
    正味数量
    オーダー行の計算された正味数量
    参照番号 1
    オーダー行の 1 番目のドキュメント参照番号が表示されます。受信リリースオーダーは参照されている要求でなければなりません。参照番号 1 は CUM 調整ルールのキーフィールドとして定義する必要があります。
    参照番号 2
    オーダー行の 2 番目のドキュメント参照番号が表示されます。受信リリースオーダーは参照されている要求でなければなりません。参照番号 2 は CUM 調整ルールのキーフィールドとして定義する必要があります。
    参照番号 3
    オーダー行の 3 番目のドキュメント参照番号が表示されます。受信リリースオーダーは参照されている要求でなければなりません。参照番号 3 は CUM 調整ルールのキーフィールドとして定義する必要があります。参照番号 3 は、[プラン] 詳細ビューの [出荷スケジュール] タブのオーダー行にのみ表示されます。
    予定納入日
    予想される納入日。このフィールドは取引パートナー A0230 Renault Europe で使用されます。
    ドックコード
    得意先の受領場所や組織の出荷場所です (例: トラックのゲート番号)。
    ルートコード
    ルートコードは商品の輸送ルートを定義します。たとえば、ルートコードは取引パートナー PSA による要求レベルの DELJIT メッセージで送信されます。取引パートナーの代替物流プロセスにおいて、ルートコードは輸送取扱単位ごとに一意のコードです。
    消費ポイント
    品目はドロップゾーンから複数の消費ポイントに配分できます。
    得意先保管場所
    商品受領後の保管場所になる工場または倉庫内の場所です。場所で組織単位を識別することにより、他の組織単位に属する品目を区別します。
    分配ゾーン
    納入が消費ポイントへ分配される、納入ポイントが表示されます。このフィールドはフランスの取引パートナーが使用します。
    輸送 ID
    輸送フォワーダーの輸送 ID。得意先が事前に定義します。輸送 ID は、得意先の貨物番号、または納入と貨物を関連付けるピックアップシート番号に似ています。
    RAN
    確定要求を一意に識別する、得意先のリリース許可番号 (Release Authorization Number) です。RAN は省略形です。RAN 番号を CUM の代わりに使用し、リリースオーダーを同期します。RAN 番号はピックアップ日時、到着日時、輸送 ID、出荷先場所ごとに一意の番号です。このため、同じ RAN 番号が異なる分配ゾーンと消費ポイントで使用されることがあります。
    プロジェクト番号
    リリースオーダーのプロジェクト番号が表示されます。
    発送コールオフ番号 (VAB)
    発注先場所で資材をピックアップする 1 日前に発注先に送信される、履行義務のあるスケジュールです。特に VW と Audi が使用する発送コールオフは GLOBAL DELJIT のフォーマットで送信されます。
    モデル年度
    品目の製造年度。OEM (Original Equipment Manufacturers) によっては、モデル年度ごとのスケジュールを送信します。たとえば、Chrysler はモデル年度ごとの EDI 計画スケジュールを送信します。モデル変更は年 1 回行われます。新旧が重複する短期間には、新旧モデル年度のスケジュールが発注先に送られます。このプロセスを [リリース管理] でサポートするために、[Standard Planning Schedule] フィールドマッピングで要求レベルの [モデル年度] を指定します。
    納入指示番号
    遵守すべき納入指示の番号が表示されます。発注先とフォワーダーは、得意先の製造、輸送、商品納入要件を満たすために、これに従う必要があります。
    納入指示改訂
    有効な納入指示の改訂レベルが表示されます。
  7. [順序情報] フィールドセットで順序要求に表示された情報をレビューします。
    ラインフィード場所
    ラインフィード場所は、得意先が定義する納入場所です。これは [採番] メッセージサブタイプのリリースオーダーによって転送されます。ラインフィード場所は組立ラインの場所を示します。大きな工場で複数の組立ラインがある場合は、ラインフィード場所で組立ラインを特定できます。
    車両識別番号
    車両識別番号 (VIN) は製造者が車両に割り当てる構造的な組み合わせ文字です。OEM によっては、品目が必要になる組立ラインの車両を識別するために VIN を使用します。たとえば、品目が車の組立部品である場合、この番号は車の番号になります。
    ジョブ順序番号
    品目が必要になるジョブの順序番号。たとえば、取引パートナー Smart の順序処理では、順序予測メッセージが処理されます。メッセージが処理されると、このフィールドに車両の計画ジョブ順序が表示されます。生産順序が完了すると、順序コールオフメッセージが処理されます。このフィールドに車両の最終ジョブ順序が表示されます。これは品目が必要な組立ラインでのジョブ順序です。
    論理順序参照
    製造者の論理順序参照番号を指定します。たとえば、取引パートナー Smart の順序処理では、順序予測メッセージが処理されます。メッセージが処理されると、このフィールドに車両の計画ジョブ順序が表示されます。
    追加車両仕様
    製造者の追加車両仕様を指定します。
    パイロットラン ID
    製造者からパイロットラン ID 番号が表示されます。
    製造参照番号
    特定の組立プロセスまたは他の製造者のプロセスを識別する一意の番号です。OEM (Original Equipment Manufacturers) によっては、[製造参照番号] の代わりに [論理順序参照]、[ジョブ順序番号]、または [車両識別番号] を使用します。
    モデル ID
    製造者のモデル ID 番号
    品目グループ識別子
    製造者が定義する品目グループ識別子
    システム順序参照
    製造者からのシステム順序参照番号が表示されます。
    追加コールオフ
    製造者の追加コールオフ番号が表示されます。
    変更順序
    取引パートナー BMW と Rolls Royce が使用する 2 桁の変更順序番号です。これは組立ラインの車両順序番号が変更されたことを示します。
    供給グループ
    製造者が定義するサプライグループ
    品目ファミリー
    製造者が定義する品目ファミリー
    ラベル番号
    リリースオーダー品目に使用するラベル番号
    ラインフィード場所サイド
    組立ラインのフィードサイド
    生産エリアキー
    製造者からの生産エリアキーが表示されます。
    生産エリア日時
    生産エリアで品目を用意しなければならない日時
    目的コード
    順序スケジュールと順序コールオフスケジュールを異なる目的コードを使って発注先に送信します。目的コードにより、受信する順序スケジュールおよび順序コールオフの要求と順序データを制御します。品目ごとに一意の要求を指定できるように、順序スケジュールの参照フィールドが使用可能であることが前提です。順序スケジュールのフィールドマッピングでは、この参照フィールドが順序スケジュールオーダー行の [参照番号 1] に保存されます。順序コールオフのフィールドマッピングでは、この参照フィールドが [順序] フィールドに保存されます。

    次の目的コードがサポートされています。

    • [挿入] [リリース管理] は同じ生成参照番号のオーダー行が存在するかどうかを確認します。生成参照番号がプランに一意であれば、新しいオーダー行が追加されます。同じ生成参照番号が既に存在する場合は、新規要求と順序データで既存のオーダー行が置換されます。
    • [更新] 新旧の既存要求の生成参照番号を比較して、更新が必要なオーダー行が評価されます。オーダー行と新規要求の参照番号は一意でなければなりません。一致するオーダー行が見つかると、オーダー行がフィールド情報で更新されます。一致するオーダー行がない場合は、既存のオーダー行に新規要求が追加されます。
    • [削除] 新旧の既存要求の生成参照番号を比較して、削除が必要なオーダー行が評価されます。オーダー行と新規要求の参照番号は一意でなければなりません。一致するオーダー行が見つかると、オーダー行が削除されます。一致する要求が見つからない場合は、順序スケジュール改訂が未処理プランとして保存されます。アラートが正しく設定されていれば、責任者であるユーザーにアラートメッセージが送信されます。このユーザーに [未処理プラン] ページで未処理プランを削除する必要があることが通知されます。
    • [無効化] この目的コードは、[出荷ウィンドウで採番] メッセージサブタイプの順序要求を [出荷済] に設定するために使用します。新しいスケジュール改訂の作成時に個別の要求を無効化することができます。無効化すると、要求を得意先に出荷する必要がないことを意味します。これは、たとえば品目改訂カットオーバーの場合に使用します。1 台の車両に対して複数品目がオーダーされるものの、得意先に出荷するのは 1 つの品目のみの場合があります。この場合、どの品目を出荷するのかは発注先が決めます。この目的コードを選択して [出荷スケジュール] ページで単一プランを送信すると、出荷済数量が要求数量に設定されます。[出荷スケジュール] タブと [結合プラン] タブで正味数量がゼロに設定されます。無効化された要求は、要求を削除するために正味数量をゼロにして SequenceSchedule BOD で ERP システムにパブリッシュされます。アラートが正しく構成されていれば、アラートメッセージが ION Pulse へ送信されます。該当するユーザーが Infor OS Portal または Infor Ming.le で通知されます。また、ログエントリも [リリース管理] サーバーログに書き込まれます。
    • [再有効化] この目的コードは、得意先に出荷する新しいオープン要求を繰り返し作成するために使用します。[無効化] 目的コードを間違えて設定した場合は、新しい順序要求を指定する必要があります。要求数量、要求日付、[再有効化] 目的コードで新しい要求を指定する必要があります。[参照番号 1] フィールドと [車両識別番号] フィールドで車両識別番号を入力します。ジョブ順序番号で識別する順序は [ジョブ順序番号] フィールドで指定する必要があります。同一プランの車両識別番号とジョブ順序番号が一致する要求が出荷されていないかのように扱われます。手動入力された要求は、目的コード [再有効化] で通常のオープン要求として結合プランに追加され、ERP システムにパブリッシュされます。アラートが正しく構成されていれば、Infor OS Portal または Infor Ming.le のユーザーに通知するアラートメッセージが ION Pulse へ送信されます。また、ログエントリも [リリース管理] サーバーログに書き込まれます。
    順序データ
    オーダー行の品目および要求データが順序データで完了しているかどうかを示します。順序データによって組立ラインでの製造順序と時刻が正確に決定されます。