処理ルールのアクセス階層

一部の処理ルールでは、キーフィールドの階層とキーフィールドの組み合わせを使用して、メッセージインポートの構成データにアクセスします。

BOD 分割ルールとメッセージ処理ルールでは、[得意先]、[内部品目]、[出荷先] がキーフォールドです。これらのキーフィールドまたはその組み合わせを使って、定義されている検索順序で処理ルールが検索されます。受信リリースオーダーの処理ルールを評価する際の検索順序は次のとおりです。

キーフィールド 処理ルール 検索順序
[顧客]、[内部品目]、[出荷先] BOD 分割ルール [内部品目] + [出荷先] + [得意先]
メッセージ処理ルール [内部品目] + [出荷先]
[内部品目] + [得意先]
[得意先] + [出荷先]
内部品目
出荷先
得意先
なし

[リリース管理] は、得意先、内部品目、出荷先の組み合わせを使って、有効な処理ルールの検索を開始します。処理ルールが見つからない場合は、内部品目と出荷先を組み合わせて有効なルールが検索されます。抽出されるキーデータに基づく処理ルールが見つからない場合は、一般的な処理ルールが使用されます。一般的な処理ルールは特定期間のキーフィールドなしで定義されます。このルールを適用して受信リリースオーダーのインポートが制御されます。

注: 

ほとんどのビジネス事例に適用できる汎用ルールを 1 つ設定しておくことをお勧めします。たとえば、計画スケジュール用の BOD 分割ルール 1 つと例外ルールを品目レベルで設定しておきます。

CUM 調整ルール、要求統合ルール、日付範囲ルールでは、[得意先]、[出荷先]、[メッセージサブタイプ] がキーフィールドです。これらのキーフィールドまたはその組み合わせを使って、定義されている検索順序で処理ルールが検索されます。この検索では、メッセージタイプは必須です。受信リリースオーダーの処理ルールを評価する際の検索順序は次のとおりです。

キーフィールド 処理ルール 検索順序
[メッセージサブタイプ]、[得意先]、[出荷先] CUM 調整ルール [メッセージサブタイプ] + [出荷先] + [得意先]
要求統合ルール [得意先] + [出荷先]
日付範囲ルール [メッセージサブタイプ] + [出荷先]
[メッセージサブタイプ] + [得意先]
出荷先
得意先
メッセージサブタイプ
なし

リリース管理 は、得意先、出荷先、メッセージサブタイプの組み合わせを使って、有効な処理ルールの検索を開始します。処理ルールが見つからない場合は、得意先と出荷先を組み合わせて有効なルールが検索されます。抽出されるキーデータに基づく処理ルールが見つからない場合は、一般的な処理ルールが使用されます。一般的な処理ルールは特定期間のキーフィールドなしで定義されます。このルールを適用して受信リリースオーダーのインポートが制御されます。